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ー 「未知の病原体や生体反応が起こる可能性も」

 高須クリニック名古屋院の院長で美容外科医の高須幹弥氏が、1月21日配信の自身のYouTubeチャンネルで、韓国でおこなわれている鼻整形の実態の一部を語っている。

「高須氏によると、日本から韓国にわたって鼻の整形を受けた患者に対し、無断で、人の死体の肋軟骨(ろくなんこつ)――肋骨の軟骨が使われていると考えられるケースが急増しているというのです。このあと、『韓国の整形がすべて悪いと言っているわけではない』としながらも、実際に目の当たりにした内幕を赤裸々に明かしてます」(美容ライター、以下同)

「未知の病原体や生体反応が起こる可能性も」

 一部の日本人女性が韓国で受けているのが、「鼻中隔(びちゅうかく)延長手術」。鼻先を前方に伸ばし、見栄えをよくするというものだが、それが気に入らないということで修正手術を受けるため、高須クリニックに来院するのだという。

「手術の前のカウンセリングで患者は、韓国の美容外科では、耳の後ろにある『耳介軟骨』(じかいなんこつ)を使って手術をしてもらったと説明。確かに患者の耳の後ろに傷はあるものの、鼻先が不自然に硬く、一部は耳介軟骨も使っているかもしれないが、土台はそれだけでは説明がつかないと感じたというのです。実際に修正手術をおこなうと、鼻に入っているはずの軟骨が簡単に取り出せる場合があり、患者の組織ではない可能性が高いと判断したそうです」

 驚きの裏側にSNSでは、「鼻なんて整形するものではない」「怖すぎる」といった声も見られる。

 高須氏は一方で、使われている“素材”について、「ブタの軟骨かもしれない」としつつ、「ブタよりは他人の人間の死体の軟骨のほうがマシかも分からないですよね。人間なので」との見解も示した。

 仮に人間の死体の肋軟骨だとして、なぜそれが使われるのか。

「高須氏は、患者自身の肋軟骨を使って鼻中隔延長手術をしてトラブルや感染が起きた場合、一度すべて取り出す必要があるリスクを指摘。その回避のため、『勝手に他人の死体軟骨を使っているのではないか』と推測していました」

日本から韓国にわたって鼻の整形を受けた患者に対し、無断で人の死体の肋軟骨が使われていると考えられるケースが急増していると警鐘を鳴らした高須幹弥氏(本人のYouTubeより)
日本から韓国にわたって鼻の整形を受けた患者に対し、無断で人の死体の肋軟骨が使われていると考えられるケースが急増していると警鐘を鳴らした高須幹弥氏(本人のYouTubeより)

 一方でデメリットもあるという。

「滅菌処理はされているものの、『自分の組織ではない以上、未知の病原体や生体反応が起こる可能性もある』と警告。さらに長期経過では、術後は形が保たれていても、数年後には鼻先がつぶれていくことがあると説明しました」

 高須氏はまた、「患者が、使われる軟骨の由来などについて説明されていたとしても、十分に理解・記憶していない場合も可能性としてある」としながらも、同様の症例があまりに多いと指摘。

 そして「日本人がカモにされているのかも分からない」という見方を示し、注意喚起をしていた。

 美と隣り合わせの危険を、改めて浮き彫りにしたといえるだろう。