「夜8時45分から首都圏のみで放送される『首都圏ニュース845』で、もう一度扱うことになったんです。しかし、ここでもフラッシュとして放送されました。それなら夜9時から放送される『ニュースウオッチ9』で大きく扱うべきとの意見も出ましたが、結局覆ることはなく、ここでもフラッシュ扱いになってしまったのです」(報道局スタッフ、以下同)

 これには、NHK特有の悪しき社風があるという。

何か問題が起きれば幹部の責任になってしまう。だから問題発生を未然に防ぐために、ニュースのラインナップに口を出すことがあるのです。今回に関しては、理事の個人的な好き嫌いだったのかもしれませんが……」

NHKは「事実はありません」

 久米さんの訃報に際し、理事が『ニュース7』の構成に口を出したのは事実なのか、NHKに問い合わせると、

「ニュースや番組で、いつ何をどのように伝えるかは、報道機関としての自主的な編集判断に基づき、その都度、総合的に決めていますが、ご質問のような事実はありません」

 との回答があった。

現場が萎縮して忖度ばかりになってしまい、意欲的な提案も出せない状況になっているんです。“鶴の一声”が現場を縛る構図は、公共放送の独立性を揺るがす、悪しき習慣の象徴だといえるでしょう」(前出・報道局スタッフ)

 視聴者が離れないよういま一度、考え直してほしい。