そして農相が例に挙げたのが、以前にアメリカ・ロサンゼルスのスーパーで購入したという約6ドル(約900円)のおにぎり。日本米よりも安価なはずのカリフォルニア米を使用した高価格おにぎりだが、これが「おいしくなかった」という。
現在、コンビニエンスストアで販売される国産米「おにぎり」は、いずれも150円から200円が主流。以前より値上がりしているのだが、それでも日本より物価高が進んでいる海外と比較すると安価だ。つまり日本人にとって「高い」と感じる現状のコメ価格だが、海外から見れば「安い」と映るわけだ。
お米が海外で売れる時代がくる
【「日本のお米に代えたら品質は必ず良くなる。そういうことを地道にやっていくと、日本のお米が海外で売れる時代がくる」】
どうも鈴木理論では、海外のおにぎりで使用されるカリフォルニア米の代わりに、より美味しくて安価な日本米と置き換えることができれば、日本よりも高値で売り捌けるチャンスがある。これからはコメ離れが続く日本よりも、海外のためのお米生産、流通を推奨しているようにも思えるが……。
1月15日にもフランス・パリを視察した際に、当たり前のようにおにぎりやお寿司が現地スーパーに並んでいることに触れて、
「欧州連合(EU)は日本産のコメや食材にとって大きい市場。課題を乗り越えていけば大きい市場が広がっていると実感した」
と、日本米が世界市場を席巻する夢を膨らませた鈴木農相。
全ては生産者、並びにコメ業界を守るためなのかもしれないが、まずは日本国民の食卓を守ることを優先に職務を果たしてほしい。

















