「あってもいいは、なくてもいい」
ほかにも、西日本鉄道は4月1日から、初乗り運賃について現行170円を180円に。JR東日本は3月14日購入分から初乗りを150円から160円に上げ、通勤定期運賃も値上げする。
マクドナルドはチーズバーガーなどを20円値上げしたばかり。はま寿司は3月3日以降は深夜料金として一律7%を上乗せ。セブン-イレブンもおにぎりや弁当を順次値上げするなど、至るところで値上げが続出している。価格が上がる前にトイレットペーパーやカップ麺、マヨネーズなどは買っておいたほうがいいかもしれない。
「4月から電気・ガス料金の補助が切れる予定のほか、子ども・子育て支援金の徴収が始まります。負担が増えるのでムダなお金を使わないようにしましょう。自宅を出る前にスマホで冷蔵庫や野菜室の写真を撮るのがおすすめです。あとで買い置きを確認できますし、余計な購入を防いで食品ロスを減らせます。冷蔵庫などにはしなびた野菜や消費期限切れの食品がけっこうあるものです」(荻原さん、以下同)
心がけひとつでムダを省く工夫はできるという。
「買い物時に夕食のメニューを決めている人は、意外にも半分ぐらいしかいません。決めてから買い物をするほうがムダ遣いを防げますが、決めかねている人はまず惣菜売り場を眺めて、例えば八宝菜がおいしそうだったらその惣菜は買わず、八宝菜を作るのに必要な食材だけを買うんです。それと、買い物は夫や子どもとは行かないほうがいい。“これ、おいしそう”とカートの中にどんどん放り込んできたりしますから。また、毎日買い物に行く人はカートを使わないようにしましょう。買い物カゴを持つほうが徐々に重くなって買いすぎを防げます。“あってもいいは、なくてもいい”と考え、どうしても必要なものだけ買うようにしましょう」
値上げで家計の圧迫が続くなか、買ったものを本当に消費期限内に食べきれるのか、冷静に考えたい。
教えてくれたのは…おぎわら・ひろこ 1954年、長野県生まれ。大学卒業後、経済事務所勤務を経て'82年に経済ジャーナリストとして独立。生活者の目線で経済をわかりやすく解説する。『65歳からは、お金の心配をやめなさい』(PHP新書)など著書多数

















