3月3日、テレビ朝日系で『WBC強化試合 日本×阪神』が中継されたのだが、試合後の“異例の長時間インタビュー”が話題となった。
立ちっぱなしで20分
「2023年にWBCで優勝を果たし、連覇に燃える侍ジャパンですが、2日の強化試合はオリックスに敗戦。3日の阪神戦では5対4で辛くも勝利しました」(スポーツ紙記者、以下同)
だが問題は、このあとだった。
「ヒーローインタビューとして、先制ホームランを含む2打点と活躍した鈴木誠也選手、続いて2回を無失点のナイスピッチングを見せた高橋宏斗選手が登場し、喜びの声を届けました。その後、井端弘和監督がヒーローインタビューとは別に、グラウンドの隅でフリーアナのヒロド歩美アナ、栗山英樹氏、松坂大輔氏とともに試合を振り返る一幕が始まったのです」
ヒロドアナは、試合を終えたばかりの井端監督に「お疲れのところすみません」とねぎらいつつ、まずはオリックスとの強化試合を振り返り、各選手のプレーをVTRで見ながら解説を求めた。
「続けて井端監督は、この日の阪神戦もそのまま振り返ることに。1回ごとのハイライトを見ながら丁寧に解説していましたが、話はそれで終わらず、“本番”であるWBCで組む打線や投手陣についても質問され、答えていました」
ここまでで約10分。井端監督は立ちっぱなしで、しかも京セラドーム大阪の観客には聞こえない、完全にオンエア用のトークだった。
「さらにこのあと、WBCで日本のライバルとなるスター選手の紹介VTRも流れました。アメリカ、台湾、韓国、ドミニカ共和国、ベネズエラといった各国の選手を紹介する映像で、井端監督はそのまま見届けさせられ、最後に意気込みを聞かれていました」
SNS上では、《井端監督はもう帰らせてあげて》《早く……早く井端を宿舎に返してあげて……》《これって放送事故寸前じゃん》と、疲れた体にむち打つようなインタビューに同情の声が相次いだ。
なぜ、20分も試合直後の監督を“引っ張った”のか。
「試合時間が異様に短縮されたためです。米大リーグ機構が2023年シーズンから導入した『ピッチクロック』をこの試合で初採用。投手が次の投球までに使える時間を制限する制度で、試合のテンポが大幅に早くなりました。
結果、この日、夜7時過ぎに始まった試合が、夜9時過ぎにはゲームセット。ただ生中継の時間は次の番組である『報道ステーション』まで約30分残っていたため、“余った時間”を埋める意味合いもあったのでしょう」
試合後の“延長戦”とも言える長時間インタビューに、視聴者の目は思わぬ形で釘付けになってしまったようだ。






















