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ー 若手への気遣いも忘れない大谷翔平

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド、プールCで戦う侍ジャパン。初戦の台湾戦に勝利し幸先の良いスタートを切ったあと、続く韓国戦も8-6で勝利し、3月8日にはオーストラリア戦を迎えた。

 試合は6回表に先制点を取られるも、7回には吉田正尚の2ランホームランで逆転。9回で1点差に迫られたが、そのまま逃げ切り勝ち星を上げた。この勝利で、日本は今回のWBC参加国の中でトップの1次ラウンド突破を決めたことになる。

若手への気遣いも忘れない大谷翔平

 また、今回のオーストラリア戦は日本人にとって大きな意味を持つ試合でもあった。

「オーストラリア戦は、天皇皇后両陛下が試合をご覧になる天覧試合となりました。天覧試合は国際大会では1966年以来の60年ぶり。きっと選手たちのプレッシャーも相当なものだったでしょう。試合後には、整列した侍ジャパンに天皇皇后両陛下と愛子内親王が立ち上がり手を振られ、選手たちもそれに応えるように拍手を贈りました。ご退場される際に選手一同が深々と一礼をする姿には、多くの人が感銘を受けたことでしょう」(スポーツ紙記者)

 大谷翔平はこの日、インスタグラムに《みなさんまた明後日》との言葉とともに、勝利直後と思われるベンチの様子などの写真をアップ。そこには、喜びいっぱいに飛び跳ねる山本由伸の姿が写っていた。さらに、ストーリーズには「ラストサムライ」の文言を添え、野手で唯一未出場の小園海斗とのグータッチ写真を公開。若手選手との交流にも注目が集まっている。

 また、今大会で話題を呼んでいるのが「お茶点てポーズ」だ。発案者は日本ハムファイターズの北山亘基で、強化試合前に円陣を組んだ際、大谷からの“無茶振り”に応えてこのポーズを披露したらしい。

「ラストサムライ」の文言を添え、野手で唯一WBC未出場の小園海斗とのグータッチ写真を公開した大谷翔平(本人のインスタグラムより)
「ラストサムライ」の文言を添え、野手で唯一WBC未出場の小園海斗とのグータッチ写真を公開した大谷翔平(本人のインスタグラムより)

「北山選手を指名したことについて、大谷選手は“特に理由はない”と説明していますが、“若い選手は上の選手に話せない雰囲気があったので”“チームとしていいものを作りたいなと思っているので。全体的にいいコミュニケーションが取れているのではないかと思います”とも語っています。きっと、真面目な性格の北山選手がコミュニケーションを取りやすいようにとの、大谷選手なりの気遣いだったのだと思います」(前出・スポーツ紙記者)

 前回大会では、オリックスバファローズ・宮城大弥が驚きのエピソードを明かして話題になったことも。佐々木朗希と並んでトイレをしていたところ、気づかぬ内に大谷に替わっており、思わずタメ口で話してしまったという。しかし大谷は“面白かったから”という理由で宮城にタメ口を許可。その後は「翔平、おはよう」「翔平、レッツゴー!」などフランクに話しかけていたそうだ。

 大スターにもかかわらず、若手への気遣いも忘れない大谷。ネット上では「やっぱり大谷が侍ジャパンに与える安心感は半端ないな」「ちゃんと若手のことも気にかけて行動する大谷、人格者すぎる」「若手選手もちゃんと自分のこと見てくれてるって思うと嬉しいよね」「心から野球を楽しんでるからこそ、こういった気遣いが自然に出てくるのかな」「スーパースターって言われる人は、プレイだけでなく人間としても大きな存在だと改めて実感する」といった声が寄せられている。

 チームとしての一体感が増す侍ジャパン。この調子で、準々決勝ラウンドも勝ち進んでほしい!