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ー 小川淳也代表への造反

 

 3月29日、立憲民主党の水岡俊一代表が記者会見で驚きの方針を表明し波紋を呼んでいる。

小川淳也代表への造反

「水岡さんは、2月8日に投開票が行われた衆院選で中道改革連合から出馬して落選した候補者が再び立憲への入党を希望する場合は“拒むことはしない”と明言しました。次の国政選挙は2028年夏に行われる参院選の予定ですが、そちらの候補者とする可能性についても話しています」(全国紙政治部記者、以下同)

 立憲民主党は衆院選の際、公明党と中道改革連合を立ち上げ、衆議院議員148人のうち144人と大多数が“移籍”した。しかし、当選者は党全体で49議席にとどまり、立憲出身者はわずか21議席と大惨敗した。

「現時点で中道改革連合は衆議院議員のみによって構成されており、参議院では引き続き立憲と公明党が存在しています。水岡さんとしては、衆院選で落選した議員たちが、立憲へ戻って参院選に鞍替え出馬するシナリオを考えているようです」

 しかし、こちらの方針にネット上では呆れ気味の声も少なくない。

《もうメチャクチャだ。恥も外聞もないということか》
《節操がない政党になったな、元からの参議院の候補はどうする? 参議院は衆議院の二軍ではないはず》
《あまりに安易な数合わせだ。そもそも衆院選で新党から出馬した候補者が落選した途端に古巣へ戻ろうとする姿には政治家としてのやりたいことや理念が微塵も感じられない》

 こうした声が聞かれる理由を政治ジャーナリストが指摘する。

「中道改革連合は現時点で専属の職員がおらず、立憲、公明の両党の職員が兼任している状態のため、新たに専属の職員による事務局を設ける動きがあります。政党としての形を整えようとする動きがある一方で、参議院の立憲民主党は中道への合流から距離を取るような姿勢を見せるのは有権者にとっては“混乱”に映ってしまうのでしょう」

 すでに選挙後から参議院の立憲民主党では“不穏な動き”も見られた。

「選挙後に行われた首班指名選挙で、5名の立憲民主党の参議院議員が、事前の申し合わせがあった中道の新代表となった小川淳也さんではなく、水岡さんに投票したのです。この行動は、中道との合流に対して慎重であるというメッセージなのでしょうが、足並みがそろっていない様子を露呈させてしまいました」

 惨敗からゴタゴタ続きの中道改革連合。今後の動向にも注目だ。