ジブリの金ロー、あえてテレビ放送で

「さまざまなジブリ作品がある中で、この2作品はどちらも10代の少女が失敗やスランプを経験し、葛藤をしながらも一歩前に踏み出す成長の物語という共通点があります。恋心も描かれていますが、ストーリーの軸はあくまでも“自立や成長”。また、使われている音楽の印象が強い作品ですね」(テレビ誌記者)

庵野秀明監督(左)と宮崎駿監督((株)カラー2号機公式Xより)
庵野秀明監督(左)と宮崎駿監督((株)カラー2号機公式Xより)
【写真】「こんなに印象変わる」ヒゲを“全剃り”した宮崎駿監督

 今の時代、サブスクで見ようと思えばいつもで見ることができるジブリ作品。しかもテレビ放送とは違い、毎度入るCMもない。

 それなのに、《絶対にテレビで見たい》《リアタイ(リアルタイム視聴)必須!》《テレビで見るからこそ、新しい発見がある》などの声があるように、なぜテレビ放送を喜ぶ声がここまで多いのだろうか。

全てのジブリ作品に共通するのは、作品の持つ“圧倒的な地力”。映画館でもDVDでもなく、お茶の間でCMを挟みながら、日本中の誰かと同時に見ているという連帯感、これこそが金曜ロードショーの醍醐味なんです。

 CMの間にトイレに行ったり、お菓子を用意したりする時間も含めて見るのが“テレビで見るジブリ放送”の儀式なんです。また最近では、リアルタイムでXなどのSNSでツイートするのも楽しみのひとつのようですね

 コナンのスリリングな展開で火照った頭を、優しくクールダウンさせてくれる5月のジブリ。“絶対に裏切らない”5月の金曜夜がやってくるーー