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ー 3日間で“結婚→出産→離婚危機”

 

 3月30日にスタートした連続テレビ小説『風、薫る』のスピード展開がSNS上で話題になっている。

3日間で“結婚→出産→離婚危機”

「ヒロインの結婚から出産、そして離婚危機に至るまでのストーリー展開が目まぐるしいのです」(テレビ誌ライター、以下同)

 見上愛と上坂樹里がダブルヒロインを務める同作。明治時代に実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに描くストーリーだ。

「6日放送の第6話で、見上さん演じるりんは運送業の奥田亀吉(三浦貴大)の後妻になることを決意。翌7日放送では祝言を挙げるシーンから始まり、終盤には語りを務める研ナオコさんの『時は流れ……』のナレーションとともに、出産を終えた姿が映し出されました」

 わずか2日で結婚から出産へ。さらに展開は加速する。

「8日放送の第8話では、娘の環(宮島るか)はすでに大きく成長していて、ある夜、りんと亀吉と口論の末に火事が発生。亀吉は母の貞(根岸季衣)とともに逃げ出し、その薄情さにショックを受けたりんは環を背負って実家に戻ります。母・美津(水野美紀)に土下座し『私、奥様やめる!』と宣言。『逃げるの、東京に』と促され、叔父・信勝(斉藤陽一郎)を頼ることになるのです」

 SNSでは、《三日で離婚までスピード早すぎる》《朝ドラ 風、薫るの展開が 早すぎて追いついていけないばけばけの10倍くらい スピードが速いような気がする》といった声が相次いでいる。

「確かに少し早いかもしれませんね。物語はもう1人のヒロインで、上坂さん演じる直美と看護学校で出会い、2人で看護の道に進む流れが軸。早く上京させたい意図はわかりますが、結婚、出産、そして離婚が年表をなぞるだけの“アリバイカット”に見えてしまうのです」

 一方、対照的だったのが高石あかり主演の前作『ばけばけ』だ。

「小泉八雲の妻・セツをモデルにしたトキ(高石)と、外国人英語教師ヘブン(トミー・バストウ)の物語ですが、2人が結婚したのは物語の後半です。しかも、家族にヘブンと一緒になることを告げたのは今年1月。放送開始が2025年9月末ですから実に3か月後のタイミングでした。さらに、第1子となる男児・勘太が誕生したのは、最終回のわずか3週間前。3月6日放送の第110話という終盤も終盤での出来事です」

 もちろん、『風、薫る』の“りん”は見合い結婚という事情もあり、短期間で話が進む展開になることは間違いないのだが……。

「『ばけばけ』はヘブンの住み込み女中となったトキが、時間をかけて国境を越えた愛を育んでいく物語。単純に比較はできないとはいえ、前作のゆっくりとした積み重ねを見てきた視聴者からすると、急展開だと感じる視聴者がいても無理はないでしょう」

 このあとはどんなジェットコースターが待っているのか、目が離せない。