
巨人の新助っ人・ウィットリーが、4月7日の広島戦で被安打3ながら5失点と崩れ、初黒星を喫した。球威は本物ながら、四球から崩れる粗削りな投球内容に、球界OBからも厳しい声が……。
ウィットリー「自滅」黒星
V奪還を目指す阿部巨人の貯金がなかなか増えない。7日にマツダスタジアムで行われた広島との初戦。先発マウンドに上がった身長201センチの剛腕、ウィットリーは、最速154キロの直球を軸に3回まで無安打と完璧な立ち上がりを見せた。しかし、4回に四球をきっかけにファビアンに先制2ランを浴びると、5回には2死から投手の森下暢仁に四球を与えた後、大盛穂に痛恨の2ランを被弾。終わってみれば6回3安打5失点という、なんとももどかしい内容で敗戦投手となった。
「ウィットリーは、150キロ超の真っすぐこそ目を見張るものがありますが、変化球の精度が低すぎました。この日もカットボールやチェンジアップでカウントを整えられず、自滅する最悪のパターン。内海哲也コーチも『もったいなさすぎるでしょ。ホームランというよりそこ(四球)を反省してほしい』と厳しい表情でしたが、やはり投手の森下に与えた四球がすべて。変化球が定まらないために相手打者も真っすぐ一本に絞っており、被弾はいずれもその直球を狙われたものでした」(スポーツ紙記者、以下同)
この投球内容に、厳しい評価を下したのが、元ヤクルトの宮本慎也氏だった。
「評論家を務めるスポーツ新聞で、カードの頭となる火曜日はエース級の投手との対戦が多くなることを説明しつつ、ウィットリーがその大役を担うには実力不足だと厳しい論調でダメ出し。2ケタ勝利を挙げられるポテンシャルは認めているものの、カードの2戦目や3戦目へと回すべきだと、先発ローテの再編成を提言しています。
阿部監督は試合後、ウィットリーに対して『日本の野球をもっと勉強してほしい』と語るにとどめ、表立って責めることはしませんでした。しかし、本心では相当な危機感を抱いているはず。エースの山崎伊織の故障、戸郷翔征も本調子ではない状況で、昨年から先発陣に残っているのは田中将大だけという異常事態です。期待の新人である竹丸和幸を抜擢するなど勝負に出ていますが、柱となるべき助っ人が週の頭に勝てないとなると、なかなか貯金も作れません」
ウィットリーの起用法を巡ってはファンの間でも議論が紛糾。ネット上では、「3安打しか打たれていないのだから力は感じる」「球威はあるのに大味でスタミナにも不安あり」「捕手の配球にも問題がある気がする」「井上温大か則本昂大を火曜日に持ってくるほうが安定するのではないか」など、さまざまな意見が飛び交っている。
「現状、巨人の裏ローテはウィットリーの後に田中、則本と続く形ですが、剛腕の次がタイプを異にする軟投派という並びになっています。相手打線がウィットリーの球速に目を慣らした後では、続く2人が捉えられやすくなる懸念もある。先発ローテを再編するなら4月21、22日の対中日2連戦が最速のタイミングとなりそうですが、阿部監督がどのような決断を下すのか注目されるところです」(スポーツ紙デスク)
開幕から好スタートを切ったヤクルト、阪神との差が開く前に、阿部監督は先発ローテーションの“最適解”を導き出すことができるだろうか。






















