想像の世界を広げる側面も

 これについてサイエンスライターは語る。

「研究者魂に火がついたのでしょう。竹の節と節の間を1コマずつ測るというのは根気が要りますし途方もない作業ですが、気になったことを徹底的に調べる姿勢こそ研究者の所以です」

 一見、夢を壊すようだが、想像の世界を広げる側面もあるだろう。

「漫画家で明治大学理工学部兼任講師でもある柳田理科雄氏が、マンガやアニメの世界で描かれる現象を科学的に解明して著したベストセラー『空想科学読本』を彷彿させますよね。

 同書で『ドラえもん』のタケコプターの原理やゴジラの体重について真剣に研究していました柳田氏も、『漫画の世界を否定したいのではなく、実際にやったら、どうなるんだろう? という興味を抑え切れない』と、今回の井上教授と同じく純粋な動機から出発しています」

  4月10日、昨年7月公開の『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』の全世界興行収入が1179億円に到達し、日本映画として歴代最高を記録したことも発表された。

 最終決戦を描く三部作の第1章として注目を集める同作だ。今後は禰豆子の口元に目がいってしまうファンも増えそうだ。