石川さんも当初、相手に求める条件を「年齢32~38歳」としていたが、いま思えばこだわらなくてもよかったと振り返る。

幸せを見つけられる道筋が必ずあるはず

厳しい現実を知ったからこそ言えるのは、いい意味でどなたでもいいということです。息子がこの人いいなと思い、お相手の方もいいなと思ってくれたら、条件なんてどうでもいいという気持ちです

 昭和世代の親とは異なる閉塞的な環境で、生きにくさを抱える現代の子どもたち。親が子どもに、希望を与えられるとしたら?

親自身、結婚したり、子どもを産み育てたりする中での“幸せ”を突き詰めて考えて、そのことを子どもに伝えることが大事ではないでしょうか。苦労はしたけれど、夫婦が手を取り合ってやってこられた幸せがあると思うんです。自分自身の人生の中に、子どもが幸せを見つけられる道筋が必ずあるはず。それをまず、親が示してほしいですね

 親の歩いてきた人生の中にある幸せこそが、結婚を含めた、子どもにとっての将来の希望になるのかもしれない。

取材・文/池田純子

石川結貴さん ジャーナリスト。主に家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などのテーマを取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに書籍の刊行をはじめ、メディア出演や講演会など幅広く活動。著書も多数。