推し活×節税という新たな価値観
SNSでも、“推し活×節税”という新たな価値観への共感が広がっている。
《推し活で、サンフレッチェの例が挙げられてるけど、48・坂道とかがやったら破壊力半端なさそう》
《推しが生まれ育った出身地に寄付して、少しでも地域貢献するのもいいかも》
《推し活しながらふるさと納税できるのいいよね》
一方で、“推し活型返礼品”の過熱に対しては、制度本来の趣旨とのズレを指摘する声も出ている。もともと、ふるさと納税は地域格差の是正や地方財源の確保を目的にはじまった制度のため、違和感を感じる人も少なくないのだろう。
「一部では、地域振興というより“推しビジネス化”しているとの指摘もあります。ただ、自治体側からすれば、従来の“高級肉・海鮮競争”から脱却できるチャンスでもあるし、“推し活”はふるさと納税とも非常に相性がいい。ファンは“現地に行きたい”“限定感がほしい”“応援したい”という感情で動くので、単なる返礼品競争よりリピーター化しやすいのです。しかもSNSで自発的に拡散してくれるため、これまでの“肉の量”や“還元率”だけでは生まれなかった熱量があります」(前出・地方創生コンサルタント)
かつては“高還元率競争”が問題視され、国から規制まで入ったふるさと納税。しかし今後は、“どれだけ得か”ではなく、“どれだけ推しへの熱量を刺激できるか”が、自治体の明暗をわける時代になりそうだ。

















