またラグビー日本代表応援ソングとしても2021年、代表チーム公式スポンサー・大正製薬『リポビタンD』とのタイアップ曲として『兵、走る』が披露された。大会期間中にはテレビCMとして放送され、多くの視聴者、ラグビーファンの心を掴んだ。
2015年にはニューヨーク・ヤンキースから広島東洋カープに復帰した、黒田博樹氏の登場曲として『RED』をリリース。同じく2015年、“世界最速のモータースポーツ”と称される『レッドブル・エアレース』のテーマソング、『Las Vegas』が大空で繰り広げられたレースを盛り上げている。
稲葉ソロとしても、2016年に『WOWOWテニス2017シーズン』イメージソングして『TROPHY』を発表し、稲葉はプロテニスプレーヤー・錦織圭選手とも対談を果たした。2024年にはTCK(東京シティ競馬)CMソングとして、ダートを疾駆する競走馬をイメージした『Starchaser』を発表。
テレビ局がB'zを起用するのはナゼ
振り返れば野球やサッカーだけでなく、あらゆるスポーツ国際大会においてB'z、稲葉が当然のように登場する事実。では、彼らばかりにオファーをするのはナゼか。スポーツ中継番組の制作に携わったディレクターに理由を聞いた。
「特にスピード感があり、息を呑むような緊張感あるスポーツと、テンポが早いロックテイストの楽曲。まさに稲葉さんのパワフルなハイトーンボイスや、松本(孝弘)さんのギターテクニックは相性がいい。最初にB'zを起用したのは1990年代後半、フジテレビさんのF1中継だったと記憶しています。まさにピッタリですね。
そしてスポーツ中継のメイン視聴層は男性で、中でも40〜50代はまさに“B'z世代”ど真中。WBCで『タッチ』をカバーさせたのも、その世代を意識した起用なのは明らか。若すぎても古すぎてもダメ、老若男女に受け入れられやすいB'zは、制作サイドにとっても“鉄板”になっているわけです」
ちなみにバンドマンになる前は、中学高校とテニス部に所属してスポーツに打ち込んだ稲葉少年。自身も汗と涙を流した実体験が、臨場感ある、スポーツにぴったりな楽曲を生み出しているのだろう。

















