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ー 徹底的なインコース責めで戦線離脱も
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ー すでに移籍を見据えた編成も

 

 打撃主要部門でトップを独走し、「三冠王」どころか、プロ野球史上6人目となる「五冠王」への期待が高まる阪神の佐藤輝明。バックネット裏にはメジャーリーグのスカウト陣が陣取り、来季のポスティングを見越して熱視線が注がれている。異次元の領域へ突入した令和のスラッガーに、果たして死角はあるのか。

 過去に「三冠(首位打者・本塁打王・打点王)」に加えて「最高出塁率」「最多安打」の5つのタイトルを同時に獲得した五冠王は、中島治康、王貞治、落合博満、ランディ・バース、松中信彦のわずか5人(本塁打の絡まない盗塁王を含めた五冠のイチローを除く)。佐藤が達成すれば令和初、セ・リーグでは1985年のバース以来、実に41年ぶりの歴史的快挙となる。

 佐藤はドジャース・大谷翔平を参考にしたという足を小さく上げるコンパクトな打撃フォームへの進化が実を結び、本塁打王、2打点王の二冠に輝いた実績からさらに確実性が向上。6月10日時点で打率.352、15本塁打、43打点、75安打、出塁率.429と驚異的な数字を残している。

五冠への最大の鬼門はやはり『最多安打』となるでしょう。2022年の村上宗隆もこのタイトルだけは取れず、四冠止まり。現在2位の森下翔太に14本差、3位の度会隆輝に16本差をつけて独走中ですが、好調であればあるほど勝負を避けられ、すでに30四球を選んでいるように今後さらに四球が増えて純粋な『打数』が削られていく。申告敬遠などで歩かされるケースが増えれば、打率や出塁率は維持できても、1~3番に座って積極的に安打を狙いにいく森下、度会との競争ではどうしても不利な展開になりがちです」(スポーツ紙記者)

徹底的なインコース責めで戦線離脱も

 さらに、もう一つの死角として懸念されるのが、厳しさを増す他球団の内角攻めだ。

佐藤は昨年からここまで死球0なのですが、裏を返せば、バッテリーが内角を攻めきれていなかった証拠。しかし、現在の驚異的な打棒を止めるために、各球団のスコアラーは徹底的なインコース攻めを指示せざるを得ない状況となっています。打ち気が勝る中で厳しいコースを突かれる頻度が急増すれば、予期せぬ死球による戦線離脱や、打撃フォームを崩す要因にもなりかねません。夏場に向けて疲労が蓄積していく中で、怪我を回避しながら自分のスイングを貫けるかが後半戦の最大のポイントになるのでは」(別のスポーツ紙記者)