大勢の仲間が週末の夜に大騒ぎ

 近隣住民に見せていた、気さくで優しい素顔。しかし、彼の“ビジネス”の現場に目を向けると、まったく異なるシビアな現実が見えてくる。

 ボビーの自宅から南西に4キロほど離れた場所に、彼自身が代表取締役を務める会社名義の木造アパートがある。2026年2月に完成したばかりの新築で、2階建ての全5戸。ピカピカの物件だが、地元の住民が明かす内情は穏やかではない。

「もともとここには、地元の給排水設備会社のご夫婦が自宅兼事務所として住んでいたんです。それを2011年にボビーが土地ごと買い取り、その夫婦にそのまま貸していました。ところが、家賃をどんどん吊り上げられたらしくて……。納得のいかない夫婦は結局、出ていって近所に引っ越しました。その後、古い建物を壊して建て替えたのがあのアパートです」(近隣の60代男性)

ボビー・オロゴンの会社が所有する埼玉県越谷市の集合住宅には、かつて《バカ》と落書きされていたベンツが。落書きは綺麗に消されていた
ボビー・オロゴンの会社が所有する埼玉県越谷市の集合住宅には、かつて《バカ》と落書きされていたベンツが。落書きは綺麗に消されていた
【写真】かつて《バカ》の落書きも…ボビーの所有物件に並ぶ“高級自動車”たち

 現在はすべての部屋が空室で、ひっそりと静まり返っている。さらに、自宅から東に15キロほど離れた埼玉県越谷市にも、彼の会社が所有する築40年以上の3階建て、全19戸の集合住宅が存在する。

「もともとは東京の財団法人の社宅だった建物を、2018年にボビーが買い取ったんです。その後、仲間たちを大勢連れてきて外壁を改装し、そこに住まわせていましたね。週末の夜になると、いろんな部屋から大音量のEDMが爆音で流れてきて、まるで街中でパーティーやフェスが始まったかのような大騒ぎでした」(近隣の40代女性)

 その敷地内には、かつて旧自宅の駐車場で目撃した、あの《バカ》と落書きされていたベンツが。落書きは綺麗に消されており、近くには鮮やかなイエローのポルシェも停まっていた。

 周囲への聞き込みでは、ここにボビー自身が寝泊まりしているかまでは確認できなかった。

 親切な隣人の顔、家賃を吊り上げる強欲なオーナーの顔、そして夜な夜な別の女性と過ごす奔放な顔――。逮捕から10日以上が過ぎた今も容疑を否認し続けているが、彼の口から語られる“真実”とは、いったいどのようなものなのだろうか。