「髙橋は防御率トップやから、お〜ん、結構アレやで? 簡単にヒットやエラー言うけど、最後のな、最優秀防御率のタイトルの時に結構あるんよ。こういうのが」
7月14日の中日戦前、防御率1.57でセ・リーグ1位の髙橋。2位に中日の大野雄大投手(37)で1.84。3位に東京ヤクルトスワローズの山野太一投手(27)が1.91で続いていた。この時点で最優秀防御率のタイトルにもっとも近い髙橋だが、試合再開後に岡田氏の“予言”が的中する。
続く中日の石伊雄太選手(25)がライトフェンス際まで打球を運び、これが大きな犠牲フライとなり、森下から返球されずに悠々生還した辻元。2点目を献上した髙橋に「自責点」がつき、防御率を悪化させたのだった。
「森下も投げんかい!」
フライ捕球後にバックホームすらしなかった右翼手・森下に、岡田氏がまたもやキレた。
球審への暴言で退場処分も
「そら怒るよ。もし(ランナーが)走って、足つってコケたりしたらどないすんねん。(他の)ランナーおらんから1人で(ホームに)投げてもええんよ。それをあきらめたような、な」
この試合で防御率1.62とした髙橋と、2位の大野との差は縮まった。それこそシーズン終了後、この「森下による1失点」がタイトル争いを左右する可能性もある。それだけに岡田氏には、森下のプレーが“稚拙なプレー”に映ったのだろう。
「なまじエラーではなく、三塁打になったことは髙橋にとって不運でした」とは、在阪球団を担当するスポーツライター。
「仮にライト線の大飛球をキャッチしていれば、これは森下のファインプレーです。ただ難しい打球を弾いたのは仕方がないにせよ、審判の判定よりも先に自分で“ファウル”と決めつけたのは大きなミス。すぐにボールを拾ってプレーを続けていれば二塁で留められたはず。
また岡田さんがおっしゃったように、犠牲フライの場面でも、やはり早々にあきらめてバックホームする構えも見せなかった。目を見張るプレーを見せる今シーズンですが、球審への暴言で退場処分を受けたりと精神的にムラも見えます。
MLB球団のスカウトも一目置く逸材なのは間違いないところですが、“人間性”も重視されるメジャーだけに、まだまだ克服すべき課題はあると見えます」
岡田氏の苦言も、森下に期待を寄せているからこそだろう。


















