『風、薫る』では、大学病院の院長役として出演する筒井

主人公・園田なるみを演じた石田ひかりは、今も変わらぬ透明感で活躍。そして、なるみを巡って掛居と対峙した取手治役は、当時SMAPのメンバーだった木村拓哉(51)でした。木村が石田を背後から抱きしめる「あすなろ抱き」は、今なお語り継がれる伝説のシーンです。さらに、繊細な青年・松岡純一郎を演じた西島秀俊(53)は、今や世界的な評価を受けるトップ俳優に。東山星香役の鈴木杏樹(55)も、ドラマや司会業で息の長い活躍を続けています。31年前、まだ20代前半だった彼らが、今や全員が日本のエンタメ界を支える重鎮となっている事実に、奇跡のキャスティングだったといえるかもしれませんね」。

 メンバーの中でも、独自のキャリアを歩んできたのが筒井道隆だ。

「一時期は地上波ドラマから距離を置き、趣味のロードバイクに情熱を注ぐなど、芸能界の喧騒とは一線を画した“マイペース”な活動でも知られてきました。しかし、その演技力は健在で、現在放送中のNHK連続テレビ小説『風、薫る』では、大学病院の院長役として出演しています。威厳と落ち着きを兼ね備えた姿に、視聴者からは“最初見た時は筒井さんだとはわかりませんでした”といった驚きの声も上がっていました」

 若き日の“掛居くん”が、31年の時を経て見せた「55歳のリアル」。映画での石田ひかりとの再共演は、ファンにとって単なる同窓会以上の、特別な意味を持つものになりそうです。31年という長い月日が流れ、それぞれが異なる道を歩みながらも、第一線で輝き続ける「あすなろ会」のメンバーたち。いつかまた5人が一堂に会する姿を見てみたい――そんな期待を抱かずにはいられません。