ほかの実写映画と比較すると…

 ほかの実写映画と比較すると、今年4月に公開された『SAKAMOTO DAYS』は公開21日間で興収22.3億円。『ブルーロック』の半分にあたる全国204館で公開された『映画 おそ松さん』は、初週末3日間で興収2億1800万円で邦画首位を獲得している。

 キャスト陣の努力が足りなかったわけではない。主演の高橋文哉をはじめ、K(&TEAM)、櫻井海音、高橋恭平、そして窪田正孝といった今をときめく豪華キャストがズラリ。彼らは1年半もの期間をかけて過酷なサッカー練習と肉体改造に励み、役に人生を懸けて撮影に臨んでいた。

 ネット上には《再現度が見事》といった声がある一方で、《単にアニメ版をそのままなぞっただけで実写化する意味がない》とも。

 2024年に公開されたアニメ映画『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の最終興収は18億円で、動員130万人にも遠く及ばないペースだ。

 しかし、映画ライターのよしひろまさみちさんは、次のように話す。

「興行収入として、初週に3億円弱であれば、最終の興収予想は15億円を突破するでしょう。十分に“ペイ”できていると思いますし、そもそもコケているとは言えません。大ヒットではないかもしれないので、今後のシリーズ化は難しいかも、といったところ。同じく実写映画の『キングダム』や『ゴールデンカムイ』は当初からシリーズ化を発表していた作品です。“対抗馬”の多い夏休みの公開ですから、この興収は想定内ではないでしょうか」

 映画のエンドロール後には続編を匂わせる映像が差し込まれているが、今のところ興行やシリーズ化に関する公式発表はない。巨大な予算と1年半というキャストの血汗を投じた一大プロジェクトだったが、今後の見通しは“白紙”になってしまうのか、それとも――。