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 4月23日からじつに9年ぶりのアリーナツアーになるという嵐のコンサートツアー『ARASHI “Japonism”show in ARENA』が始まる。

 “日本一チケットが取れないアーティスト”と呼ばれる嵐だけに、今回も争奪戦は必至。今までもチケット転売の問題が指摘されてきたが、今回は新技術を導入して不正をシャットアウトする動きが。

「紙のチケットではなくスマホやガラケーに送られてきた情報がそのままチケットになる“デジタルチケット”と“顔認証システム”で本人確認を厳密化します。昨年のライブツアーでは、ネット上の売買サイトでチケットに30万円以上の値段がついていました。

 嵐のチケットはFC会員だけが抽選で手に入れることができるのですが、転売目的の業者も紛れ込んでいるのが実情。ジャニーズサイドは対策として顔認証を取り入れることにしたんです」(スポーツ紙記者)

 チケット応募条件はこれまでよりかなり厳しくなる。購入できるのは1人2枚までに限られ、同行者もFC会員であることが条件。代表者と同行者を入れ替えての応募は無効だ。1会員につき1公演のみのチケットを応募することができる。

「同行者も会員でなければいけないというのは厳しい。今までは友達に代表者になってもらってエントリーしていましたが、それも不可能に。多ステ(同じ公演に何回も入ること)は無理ということに。完全に運勝負ですね」(ファンの女性)

 ここ最近では、嵐に限らず、Kis-My-Ft2や関ジャニ∞の公演でも転売が。不正が発覚してチケットが無効になったケースもある。転売防止のため、昨年末に行われた嵐の東京ドーム公演では試験的に顔認証が導入された。

「そのときも申し込み時に顔写真登録を義務づけました。顔認証はすでにももいろクローバーZ、福山雅治、ミスチルなどのライブで採用されたことがあります。ただ、このドーム公演では完全なシステムではなかったようです」(前出・スポーツ紙記者)

 ももクロなどの場合は、入り口で係員がタブレット端末で入場者の顔を撮影し、事前に登録してあった顔写真と照合するシステム。しかし、嵐のコンサートでは“アナログ”な方法が使われていたという。

「受付で当選メールのQRコードを見せると、事前登録した写真が係員側の画面に表示されるという流れでした。顔認証は“目視”。本人確認の身分証明書の提示なども特に求められませんでした」(ライブを見に行ったファン)