巨人ファンの複雑な心境
2022年のドラフト会議では、森下のほかに大学球界を代表する外野手として、西武のドラ1・蛭間拓哉、ヤクルトのドラ3・澤井廉、巨人のドラ2・萩尾匡也が「大学外野手BIG4」と称され、注目を浴びたものだった。
「当時はスカウトやファンの間でも評価が分かれており、森下選手より萩尾選手の方が期待されていました。しかし、プロの壁は厚く、森下選手が球界を代表する存在に成長する一方で、ほかの選手たちは一軍への定着や結果を残す面で苦戦が続いています。萩尾選手は9月2日のDeNA戦で今季初スタメンを果たしましたが、2打席凡退に終わり途中交代するなど、活躍を見せるには至っていません」(同・スポーツ紙記者)
巨人は浅野が怪我により長期離脱を余儀なくされるなど、指名した若手打者の成長曲線が思うようにいっていない。 ネット上でもこの指名を巡り、「当時は森下より蛭間の方が評価が高かった記憶がある」「森下は三振率の高さなどを心配する声もあったのに、結果的に一番育っている」「巨人があの時もし森下を指名していればどうなっていたか考えてしまう」といった声が上がっている。
「ドラフト当時の評判や評価がそのままプロでの活躍に直結するとは限りません。森下選手に関しても、入団当初は粗削りな部分を懸念する声が一部から上がっていました。結果的に阪神の育成環境や起用法と合致したことで才能が開花したと言えます。巨人にしてみれば、補強ポイントに合わせた選択であったとはいえ、森下選手にやられるたびにファンが複雑な思いを抱くのも無理はないでしょう」(スポーツ紙デスク)
ドラフト会議でのわずかな運命のいたずらが、数年後のチーム状況に大きな差を生み出す。今季の苦戦を糧に、巨人が秋のドラフトや今後の育成でどのように巻き返しを図るのか……ファンの熱い視線が注がれている。


















