お酒は飲まず、旬の野菜をふんだんに取り入れる。バランスも良く、普段からヘルシーな食事を自然と実践しているようだ。

なるべく時間は無駄にしない

「でも、甘い物は大好き。アイスクリームも好きだし、和菓子も好き。お昼に食べて、また夜食べちゃったりすることも(笑)」

毎日食べるというサラダもおしゃれ(柏木由紀子さん提供)
毎日食べるというサラダもおしゃれ(柏木由紀子さん提供)
【写真】毎日食べるというサラダもおしゃれ! 身体に良さそうな柏木さんの手料理

 スポーツはどうだろう。体形維持のために日々していることは?

「ジムは1回も行ったことがないんです。時間がもったいない気がして」

 その分、家事で身体を動かすのが柏木さん流。

「毎日たいてい2時間くらい家であれこれしています。することがいっぱいあるので、結構体力を使うし、それで十分じゃないかな、と思っていて。木も自分で切りますよ。お手伝いさんはいないので、全部自分でしているんです」

 白い大理石の床はピカピカで、磨き込まれた様子が見て取れる。これだけ広く、庭つきのお宅を一人で手入れするのは大変な労力が必要なはず。しかし、日々を充実させるのも、若々しさを維持する秘訣のひとつ。

「年だからってゴロゴロしているのではなく、なるべく時間を無駄にしないようにしています。今日はこれをしなきゃ、あれをしなきゃということを、いつもメモに書いて、できたら消していくんです。そうやってなるべく自分で自分を忙しくするようにしています」

 今年5歳になる愛犬のトイプードル、アンドレアくんとは「どこに行くのも一緒」と、今はアンドレアくん中心の生活にもなっている。年齢を重ね、ライフスタイルが変化し、そこでまた意識も変わってきたと語る。

「2人の娘たちは巣立ち、もう親としての責任からは解放された。だったら自分で自分を楽しもうという気持ちがあります。実際年を重ねるとだんだんずうずうしくなるから、できることも増えて(笑)。恥ずかしがらず、やりたいことをやれるようになった気がします」

 柏木さんのようなおしゃれシニアになるためには? 読者に向け、メッセージをもらった。

「今って一人ひとり自由ですよね。お洋服もそう。これが正しいということがあまりないし、それが個性になる。私がお洋服に何色も使わないのは、自分で着ててすごく嫌だから、落ち着かないからそうしないだけ。人それぞれでいいと思う。みなさんご自分の好きなものを好きなように着て、ファッションを楽しむ。それが一番いいんじゃないかなって思います」

取材・文/小野寺悦子 

俳優。1947年12月24日生まれ、東京都出身。夫は故・坂本九さん。『細うで繁盛記』(日本テレビ系)など数々のドラマで人気を博す。'17年から始めたインスタグラムのフォロワーは14.8万人超え。