仕事では、米寿にちなみ、今年3月の大阪のコンサートから「八十八カ所イベント」を開催。来年、89歳の誕生日まで行われる。スタッフがAIを活用して、若いころの小林旭と現在の小林旭が対談する映像を制作し、上映も行われる予定だ。9月23日には、福岡市民ホールで「令和8年熊本地震」復興支援も兼ねたコンサートを開催した。
ステージに立つ前には、今でも自然と全身に力が入り、情熱が湧き上がってくるという。
「引退はせず、やれる間はやるよ。歌を楽しんでくれて、マイクの向こうで一生懸命聴いて自分の世界に取り入れようとしてくれる人たちのために、いい歌を届けていきたいからね」
11月に8年ぶりのシングルリリース
今年は新曲のレコーディングにも臨み、11月には日本クラウンより『おとこの慕情』と『今さらながらのマイトガイ』の両A面で、8年ぶりにシングルをリリース。
日本クラウンからの発売は155枚目になるものの、そのほかのレーベルを合わせると500曲を超えているという。
「『ギターを持った渡り鳥』や『銀座旋風児』もそうだけど、歌を歌っていると当時の時代や風景がふと思い浮かぶんだよ。コンサートに来て涙を流してくれるお客さんがいるなら、それは本当にありがたいことだし、その思いに応えて幸せな気持ちになって帰ってもらいたい。
昭和、平成を生きてきた仲間の多くが逝ってしまった今、俺がステージに立ってしゃべり、歌い続けることに意味があると思っているんだ」
今も元気に歌う小林の姿に勇気をもらえるファンは多い。
“永久不滅のマイトガイ”はこれからもステージに立ち続ける─。
AKIRA EIGHTY-EIGHT 『小林旭コンサート 永久不滅のマイトガイ』10月8日(木)18:30 開演(17:45 開場)会場:東京都・調布市グリーンホール 大ホール 問い合わせ先:株式会社エム・ケイ・ツー 電話:03-5637-7500(平日11:00~16:00)
取材・文/紀和 静 撮影/山田智絵


















