型破りな主人公像で大ヒット
1位は『HERO』('01年/フジテレビ系)。
「木村拓哉の自由な服装と見た目とは違うガッツなやり口、共演者とのやりとりが楽しかった」(愛知県・69歳・男性)、「正義感の強さと大胆な行動が秀逸。コメディータッチのストーリーも面白かった」(北海道・65歳・男性)、「キムタクと松たか子の掛け合いがよかった」(北海道・60歳・男性)と、2位以下を大きく引き離し146票を獲得。
「木村さんのスター性がよく出た作品。ラフな服装で一見検事らしくないけれど、仕事には真摯というギャップが魅力でした」(苫さん)
木村が型破りな検事に扮し、最高視聴率36.8%の大ヒットを記録。13年後に続編が、2度にわたり劇場版が作られた。
「個性的なメンバーの掛け合いも面白く、群像劇としてよくできていた。検察の世界を軽快に描き、誰でも楽しめるエンターテインメントでした」(苫さん)
ずらりと出そろった法廷ドラマ。そこには共通点があるという。
「『HERO』のヒットで、法廷ドラマのフォーマットが確立されました。変わり者の主人公と、個性的な仲間がいて、わちゃわちゃの群像劇で見せていくという、『HERO』を下地にしたドラマが多く見られます。ただ、主人公のパターンも出尽くして、最近は差をつけるのが難しくなってきた。フォーマットの中でどう変化させていくかが、今後の課題となりそうです」(苫さん)
今期、『南田南弁護士は天才肌』は過去作を越えられるだろうか─。
「よかった」法廷ドラマTOP5
苫とり子 2019年からフリーライターとして活動中。Webメディアや雑誌に多数寄稿している。ジャンルは、エンタメ全般を広く網羅
取材・文/小野寺悦子


















