・女性の人生と共にある女性ホルモン
「更年期」は身体の変わり目に吹く嵐
女性ホルモンのエストロゲンは、身体の機能を整え、妊娠・出産などに大きく関わる大切なホルモン。それだけでなく、血液にのって全身をめぐり、血管や骨、脳の健康を守るほか、気分の安定にも影響を与えている。
そんな重要な働きをするエストロゲンは、更年期を迎えると急激に減少し始める。年齢とともに卵巣の働きが低下し、エストロゲンを十分につくれなくなるためだ。その結果、月経周期が乱れ、やがて閉経を迎える。
更年期に、起こりやすいことを事前にしっかり予習しよう! 更年期の知識は転ばぬ先の杖
なんだか最近、調子が悪い。これって更年期?
更年期以降、女性の心身の健康を守ってきたエストロゲンの分泌量がゆらぎながら減少する影響で、急に汗が止まらなくなったり、疲れやすくなったり、イライラしたりするなど、さまざまな不調が現れやすくなる。
サトミさん48歳のケース2 マンガ/たかはしみき
「更年期の不調には個人差がありますが、心身共に負担の大きい時期であることは間違いありません。仕事や家事が思うようにはかどらず、自信をなくしてしまうなど、更年期はうつ症状が強くなる傾向もあります。つらいときは一人で抱え込まず、医療機関に気軽に相談するというスタンスを持っておきましょう」(寺内先生、以下同)
日本人女性の平均閉経年齢は50歳ごろ。次ページから紹介する内容を通じて、更年期に現れやすい症状や、不調がどれくらい続くのかを理解し、自分なりの乗り越え方を見つけよう。
新常識1 更年期のサイン
「汗」や「ほてり」だけじゃない。更年期のサインはもっと身近に
更年期のさまざまな症状 イラスト/岡本典子
更年期というと、急に汗が止まらなくなるホットフラッシュのイメージが強い。でも実際には、口の乾燥や胃の不調、関節痛など、身体のいたるところに不調が現れやすくなる。



















