NHK連続テレビ小説『あんぱん』ヒロインの今田美桜
NHK連続テレビ小説『あんぱん』ヒロインの今田美桜
【結果一覧】「再現度イマイチだった朝ドラヒロイン」ランキングほか

 また著名人の妻が主人公という設定ゆえの難しさも。

「奥様の資料があまり残っていないので、この作品もオリジナル設定が多かったんです。視聴者はアンパンマンにまつわる話を見たいけれど、あくまでのぶの物語なので、そこでまた差ができてしまったのかも」

 ただ、カトリーヌさんは、ある逸話が描かれなかったのが残念と。

「奥様がモデルといわれるドキンちゃんに今田さんはすごく似ていてピッタリだと話題だったんですが。これにまつわる話があったらよかったのになと思います」

 3位は吉本興業の創業者、吉本せいさんをモデルにした『わろてんか』(2017年後期)の藤岡てん(葵わかな)。「吉本さんは苦労人でやり手、ドンとしているイメージだが、葵さんは優しくお嬢様感があった」(東京都・53歳・女性)など、モデル自身の印象が強烈ゆえに違和感を持った人が。

「同作には愛と笑いのヒロインというテーマがあり、葵さんが選ばれたのも“圧倒的な笑顔の説得力”と制作側がコメントしていました。そこはよく表現できていたけれど、一代で吉本興業を築き上げた商売人のすごみという面では弱かった。当時の葵さんは19歳なので、仕方ないとは思いますが」

 また老後問題は今作でも見られた。

「晩年まで描かれたので、息子役で成田凌さんが出てくるのですが、そこはさすがに無理があるんじゃないかと思っちゃいました(笑)」

いつも具合が悪そうな顔

NHK朝ドラ『ばけばけ』ヒロインの髙石あかり
NHK朝ドラ『ばけばけ』ヒロインの髙石あかり

 2位は小泉八雲の妻、セツさんがモデルの『ばけばけ』(2025年後期)で髙石あかりが演じた松野トキ。「いつも具合が悪そうな顔で、話に面白みがなかった」(北海道・53歳・女性)、「もっと怪談話を見たかったし、コメディー寄りにするならもっと振り切ってほしかった」(広島県・51歳・男性)など、モデルよりドラマ自体への意見が目立った。

「たわいのない日々を描くという異色の朝ドラだったので、その世界観が合わない人には不評でした。ただ、髙石さんが選ばれた理由として“探していた松野トキがそこにいた”と制作側が説明していたとおり、物語にはすごく合っていたヒロインだと思います」

 また“著名人の妻が主人公ゆえの難しさ”は今作でも。

「実際の小泉セツさんのことを視聴者のみなさんはあまり知らないので、合っているかどうかも判断しかねる。なのでドラマ自体の好き嫌いがヒロインの印象にも影響してしまって。物語に疑問を持たれるとヒロインの印象が悪くなるというのも、朝ドラあるあるかなと思います」