世論調査では女性天皇への賛成が約80%
「漫画家の小林よしのりさんは10月26日、旧宮家の養子案が、憲法14条に定める“門地による差別の禁止”に反するとして、国を相手取り東京地裁に提訴しました。この問題は以前から検討されており、2021年に行われた有識者会議の第4回ヒアリングでは、京都大学名誉教授の大石眞氏や東京大学大学院教授の宍戸常寿氏が、養子案に対して憲法違反の疑いを指摘していました。一方、今年の7月15日に行われた参議院特別委員会では、内閣法制局の岩尾信行長官が、現行憲法や皇室典範の施行後も皇族の身分を有していた元皇族の子孫であることを理由に、“門地による差別を禁止した憲法14条の規定に反する問題ではないと考える”と答弁しています」(全国紙社会部記者、以下同)
小林氏は提訴後の記者会見で、男系男子への制限は男尊女卑に基づく女性差別にほかならない、とも強く訴えた。
「世論調査では女性天皇への賛成が約80%という高い水準を示し続けています。しかし、今回の改正は“何が何でも男系維持”という方向性を決定づけるものなってしまいました。民意を反映しない法改正にどのように異を唱えることができるのか。憲法違反を争う極めて重要な裁判として注目が集まっているのです」
長年の議論の末、ついに改正された皇室典範。だが、皇室をめぐる混迷と皇族方の心中が休まる日は、まだ先になりそうだ――。


















