NO.6 野菜や果物が肌のアレルギーを引き起こしていることも

 野菜や果物は美肌にいいと考えられており、実際、酵素を身体に取り入れ、腸に善玉菌を増やす、美肌のためには大切な食材です。

 しかし、特定の野菜や果物を食べると、唇が腫れる、呼吸が苦しくなる、口の中がピリピリするといったアレルギー症状が起こる人が増えています。

 さらに花粉症と野菜・果物アレルギーは相関があるので、気になる症状がある人はチェックしてみてください。

NO.7 何をしても治らないニキビは金属アレルギーを疑って

 医師でも「ニキビと金属アレルギーは関係ない」という方が多いのですが、私自身、歯科金属をすべて除去すると、額のニキビがうそのようになくなりました。患者さんの中でも大人ニキビの原因が金属だったケースがたくさんあります。

 何をしてもニキビが治らない場合、金属アレルギーのテストをしてみてください。歯科金属やアクセサリー以外にも、ファンデーションやパウダー、チーク、アイシャドーにも金属が含まれているので注意が必要です。金属アレルギーの方は、金属の粒子が肌に直接つかないようコーティングされている化粧品を選びましょう。

NO.8 身近な男性には化粧品を使うより生活習慣の見直しのアドバイスを

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 最近は男性化粧品も増え、男性もスキンケアを重視するようになっています。しかし、男性は女性よりも皮脂が多く、角質が厚いので、何もつけなくても大丈夫。化粧品をつけると、かえって皮膚が壊されていく場合が多いのです。

 夫や恋人など身近な男性には、化粧品を使うより、生活習慣の見直しをアドバイスしましょう。男性は、なるべく紫外線に当たらない、居酒屋のおしぼりでゴシゴシ顔をふかない、熱いお湯で顔を洗わない、シャンプーが顔につかないことを守れば、化粧品なしで素肌力をキープできるでしょう。

NO.9 洗顔後はタオルではなくキッチンペーパーでふき取る

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 私はこれまで使っていた化粧品をやめて、肌がきれいになってきても、洗顔後、「ちょっとかゆい」と思うことがありました。その原因は、顔をふいていたタオル。肌が本当に弱っているときは、タオルに残っている柔軟剤や洗剤の成分さえも、かゆみの原因に。以来、洗顔後に顔をふくときは、キッチンペーパーかティッシュペーパーを使うようにしています。

 もちろん、ゴシゴシとふかず、顔の上に当てるだけ。いずれも吸水性があるので、水滴がふき取れます。

NO.10 肌の症状によっては、最新のレーザー治療も有効です

 肌荒れの原因を知って、スキンケアや生活習慣を見直すことは基本ですが、より美しい肌を作るために、レーザー治療も有効です。肝斑は、ほおに洗顔などで慢性的に力がかけられていて、炎症が起きている状態なので、抗炎症効果のあるトランサミンを処方しトーニングという弱いレーザーをかけて治療します。

 老化によるシミはレーザーですぐ簡単にキレイになります。美白剤も取り扱っていますが、刺激を起こしやすい成分なので、肌の弱い人にはおすすめしていません。