その煽りを受けるのが投手陣で、例えば23試合の登板で7勝に終わった今シーズンの森下。9月18日の阪神戦では7回106球を投げて、佐藤輝明選手や森下翔太選手らが並ぶ強力打線を相手に2失点で抑えるも、試合は1-2で敗戦。この阪神戦を含めて、7試合連続でクオリティ・スタート(6回で自責点3点以内)を達成したにもかかわらず、この間を1勝5敗と“勝ち星”に見舞われなかった。
つまり、いくら好投したところで打線の援護がない、いわば“見殺し”が多いシーズンを送った森下。関西球団を取材するスポーツライターが代弁する。
弟・良太コーチだけの責任ではない
「もちろん得点力不足は、新井良太コーチら打撃コーチ陣だけのせいではなく、“バント”にこだわる新井監督の消極的采配も一因と見られます。それでも“身内”を要職に置き続けている以上、結果が出なければ新井兄弟への“当たり”が強くなるのも無理はない。
そして各球団によって登板数、イニング、防御率、WHIPやQSなど年俸の査定方法は異なりますが、やはりチーム勝利に貢献した証でもある“勝ち星”は投手にとって査定以上に特別な物。勝てるチームでプレーしたい、優勝したい、そしてプロ野球選手としてお金を稼ぎたいという気持ちは当然と言えます」
FAは選手が勝ち取った権利だ。これまでカープで頑張ってくれた森下の決断ならばファンも受け入れてくれるだろう。


















