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 アベノミクスの成果もよくわからない昨今。将来について不安を抱える人も多いと思うが、今の日本人に足りないものについて、タレント&エッセイストのアグネス・チャンさんはこう語る。

「“夢を見る力”だと思います。成熟した社会になり仕組みや制度が完成していく中で、そこに満足してしまう人や、“どうせダメだ”と我慢してしまう人が増えている。自分たちの力で何かを変えようとか、壁を壊すパワーを持とうとしない」

 最近の若い人に対してはこんな意見を。

「私が芸能界に入った'70年代は、ビックリするくらいアクティブな人が多かった。みんな夢を抱いて、年上にも組織にもなりふりかまわず自分の意見を言っていたけど、今の人たちは我慢しすぎ!

 最近のハロウィンなどが証明しているように、若い人たちにもパワーや自己表現をしたい気持ちはあるはず。もっと“夢”という原動力の力を信じてほしい」

 すべての世代へこうエールを送る。

「現状維持が行きつく先は退化。毎日ワクワクできる気持ちを持つだけで生活は変わります。夢を見ることに適齢期はないんですから諦めないで!」