空港を熟知するプロが、羽田空港内でぜひ訪れたい「食べどころ」を紹介

 空の玄関口と言われる羽田空港国内線(第1・第2旅客ターミナル)には、軽食から和・洋・中・エスニックと幅広いジャンルのレストラン117店舗がひしめく。どの店を選んだらいいかわからない、という人は多いはず。

 そこで、女性のための空旅情報サイト「空ガール」を開設したフリーライターの三田村蕗子さん、羽田空港内の施設に勤務する会社員・いつも羽田さん(ペンネーム)という空港を熟知した2人に、お気に入りの店を聞いた。

「エレベーターの乗降口より奥まった場所にあるから、つい見逃してしまいがちのオススメ店」(いつもさん)

 紹介してくれたのはラーメン店『天鳳』。同じ中華で、席数の多いフードコート内にある『彩鳳』のシューマイは、混雑時でも比較的、並ばずに食べることができるそう。

 各自が好みの味を堪能したい場合のお店も教えてくれた。

「『UPPER DECK TOKYO』がオススメ。フードコートのような感じで、手軽にエスニックを楽しむことができます。私がよく食べるのは、ベトナムの麺料理・フォーや、トルコ料理のケバブ丼」(三田村さん)

 ほかにも6月に『マツコの知らない世界』で紹介され、マツコが「やわらかすぎて飲める!」と絶賛した『とろとろ温玉ハンバーグ&粗びきソーセージ』がある第2旅客ターミナル4階の『エアポート グリル&バール』や、5階の展望デッキに隣接する本格イタリアンレストラン『CASTELMOLA(カステルモーラ)』など、オススメ店が、いっぱい。

■エスニックを手軽に楽しめる

【UPPER DECK TOKYO】
トルコ料理、讃岐うどん、ベトナム料理、中華料理、韓国料理、イタリアンカフェと多国籍料理店が隣り合うエリア。おしゃれなインテリアが並ぶ開放感のあるデッキでゆったりと食事ができる。
第2旅客ターミナル3F

■北海道の人も食べにくる極旨店

【元祖寿司】
「海産物の本場・北海道から出張で来る方も必ずここで食べて帰る」といつもさんが言うUPPER DECK TOKYOにある回転寿司の『元祖寿司』。オススメは鮮度が命の生サーモンが入ったサーモン三昧(250円+税)。
第2旅客ターミナル3Fターミナルロビー

■子どもにも、大人にも大人気のスイーツ

【羽田エクセルホテル東急】
ボーイング787型機をかたどった飛行機シュー(税込み787円/テークアウト可能)とカフェラテ(税込み926円)。サラダバーがついた、レディースランチもオススメ。
第2旅客ターミナル2F出発ロビー直結

■絶妙な黒こしょうがクセになる

【東京シェフズキッチン 彩鳳】
かつて羽田空港で人気を博した中華料理店『彩鳳』の人気シューマイ(税込み290円)が、ここでも味わえる。黒こしょうが特徴の味は、第1旅客ターミナル『ランチボックス』、第2旅客ターミナル『アーツデリ』でお土産として購入可。
第1旅客ターミナルB1F マーケットプレイス

■ここにしかないスペシャルな味

【天鳳】
名物は、自家製の醤油スープに味噌あんかけがかかった『天鳳麺』(税込み850円)。ここでしか食べることができない味にリピーターが! 絶妙な酸味と辛みの『醋辣麺(すーらーめん)』(税込み850円)は、とくに女性に人気。
第1旅客ターミナルB1F ターミナルロビー

■ご褒美メシ

【神田猿楽町 天政】
昭和天皇をはじめ、世界中のVIPや食通に愛されてきた老舗の天ぷら店。オススメの天バラちらし(ランチは平日2800円、日祝日3300円夜は一律3300円。すべて税抜き)は、天ぷらと新鮮なイクラの食感の違いが面白い。
第2旅客ターミナル5F マーケットプレイス

《この人に聞きました!》
◎三田村蕗子さん(フリーライター)
世界で一番好きな場所は空港、大好きな乗り物は飛行機。趣味が高じて’12年に女性のための空旅情報サイト「空ガール」を開設。日夜、空旅の参考になる情報の収集に努めている

◎いつも羽田さん
羽田空港内の施設に勤務する会社員。1日の大半以上を空港で過ごし、誰よりも羽田を愛している。「しがらみなく、素直な意見を発信したい」とのことで、匿名で情報提供