お互いリスペクトするところは

小越勇輝 撮影/廣瀬靖士

――改めて、俳優としてお互いをリスペクトしてるところは?

宮崎 不器用なところですかね。周りからすごく器用だって思われてると思うんですけど、なんとなくでこなせないんで小越は。『東京喰種』の稽古のときも、自分のなかでハマってってなくて苦労してるんだなって見てたんですけど。

 なんか一個スポンってハマったら一気に飛び越えて、もう100点近いものまで持ってくるんで。そこは自分にはできないというか、逆に自分は及第点ばっかり先に出てしまうんで、半端に60点とか50点とか。そこから先の点数を伸ばすのがいっつも苦労しているので、うらやましですね。できるまでとことんもがくので、自分に厳しいからできると思うんですけど。

小越 不器用です(笑)

宮崎 アハハハハ!

小越 やらないとできないんで。

宮崎 器用だと見られるから本人はよけいに辛いと思うんですけど。まあ、周りの目は気にしていないかもしれないですけど。

小越 いや、でもきついですよ。フリとか僕覚えられないんでぜんぜん。みんながパッと覚えていくなかで、しんどいわ~ってなっちゃう。あ、キツイ覚えられないって。

宮崎 でも本番でやっぱりすごいなって思わせる。努力できる才能があるので、それはカッコいいと思います。

――小越くんから見た役者・宮崎秋人のリスペクトできるところは?

小越 苦しかったりとかキツイなとかいろいろあっても、自分だけじゃなくて周りにちゃんと目を配れるところ。周りのサポートをできるのがすごいと思います、それは『東京喰種』のときもそうでした。秋人は秋人でやらないといけないことがあるなかで、僕が苦しいときに助けてくれたりだとか、場を和ませたりだとか。

 本人はそうじゃないって言うかもしれないですけど、すごく人あたりがいいので、そこはすごく尊敬します。あとなんか言おうとしたんだけど忘れちゃった(笑)

宮崎 いいよ無理しなくて(笑)。自分は何も意識しないで、好き勝手にふるまっているだけなんで。相手が誰だろうと言いたいように、やりたいようにやってるだけなので、プラスに見てもらえるなら、なんて得なんだろうって思います(笑)

――俳優としてライバルという意識はありますか?

宮崎 う~ん、今は来る役がぜんぜん違うので無いですけど。小越が僕が普段やるような色の役をやりだしたら、ちょっとそこは入らないでもらえるかなって思うかも(笑)。ちょっとそっちでやっててもらっていいかなって(笑)

小越 ここ俺やるからって?(笑)

宮崎 そっちやってくれよって(笑)

小越 僕はライバルと思って見たことはないですね。

宮崎 やっぱりね。