「故郷から見ていた東京は、キラキラしていて、希望や夢がたくさんある場所だと思っていました。

 私が(女優を目指して)東京に来たときは、誰も知り合いや友達もいなくて不安や緊張感はありましたけど、これから仕事が始まる、どんなことが待っているんだろう、どんな出会いがあるんだろう、ってワクワクする気持ちのほうが大きかったです。この気持ちは、みね子が感じたのと一緒だと思います」

有村架純 撮影/伊藤和幸

 見知らぬ土地で、新しい環境の中、さまざまな人に出会って成長していくみね子。彼女と自分が重なる部分は?

「私は上京するまでは本当に何も考えていなかったし、自分と向き合うことを一切しなかったんです。でも、事務所のマネージャーさんと話していくうちに、自分を知ることは大事なことだと気づき、考え方がポジティブな方向にどんどん変わりました。人との出会いで今の自分があるので、みね子とはすごく重なるところがあります」

 これから半年、“朝の顔”としてみね子の人生を生きる有村。

「これだけ長い間ひとつの役を演じたことがないので、みね子というキャラとしてぶれることなく物語の中にいたいですね。岡田(惠和)さんの脚本は、繊細な気持ちで紡いでいく作品だと思うので、うわべだけでなく、心のお芝居を大事にしていきたいと思っています」