スペシャルQ&A【黒羽麻璃央編】

――和合さんには言ってないけど、感謝していることは?

黒羽 去年やった舞台『黒子のバスケ』で初共演だったんですけど、僕は前もって、後輩から和合ちゃんのことを変な人だと聞いてて(笑)。その情報があったおかげで、和合ちゃんの人柄というか、あのキャラクターをピックアップしていじることができて、周りが面白い人だねって盛り上がって。それで、壁を壊すというか、座組の距離を縮める役割を担ってくれました。海常チームを盛り上げてくれたのは和合ちゃんだなって思いますね。

――スマホの今の待ち受け画面は?

黒羽 地元の友だちと集まったときの写真です。僕、地元がすごく好きなんですけど。23(歳)になってみんな社会人になって、就職で地元を離れるやつもいるし、もう結婚してるやつもいれば、子どもがいたりするやつもいるから、たぶんもう全員集まることないかなって感じで集まって。地元の友達はほんとに大事ですね。だから、早く友達の結婚式とか行きたいんですよね。僕も結婚願望は強いほうですね。家族は欲しいです。「お帰り~」って言ってほしい(笑)。

黒羽麻璃央 撮影/森田晃博
黒羽麻璃央 撮影/森田晃博
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――あなたにとって愛とは何ですか?

黒羽 愛とは……。前の携帯に書き込んでた気がする。そういう言葉とか、大事にしようかなと思って。(携帯のメモ書きを探して)相手の幸せを思うことです。基盤が自分じゃないのかなって。恋は自分が一緒にいたいとか何かしたいとかが強いけど、愛は相手が幸せであれば、結論はどうでもいいかなって。第一優先が相手の気持ちで。いつか家族を持ったら、両親のように僕も安心を与えたいですね。

――生活用品でこだわっているものは?

黒羽 バスタオル。高級ホテルにあるようなモフモフしてるのが苦手なんですよね。安いパサパサしてる薄っぺらいほうがいい。だから、上京したときから持ってるのをずっと使ってます。タオルケットもちっちゃい頃から使ってるやつ。毛布も上京して1年目に買ったようなやつだし、布団もばあちゃんからもらったのを使ってるし。なんか馴染んだものがいいんですよね。

――最近、泣いたことは?

黒羽 最近泣いてばっかりですよ。お芝居でですけど。3作連続くらいで泣かなきゃいけなくて。舞台で毎回泣くのってキツいかなって思ってましたけど、人間って意外と泣けるんだなって思いました。泣く芝居をするときは、本番前に1回泣くようにしてるんですよね。1回蛇口を開けとく、みたいな感覚で。方法としては、だいたい映画の泣けるシーンを繰り返し見ます。『熱海殺人事件』のときは、『アルマゲドン』とか『クレヨンしんちゃん』のすごく泣ける話を見て、舞台に立つようにしてました。

――人生最後に食べたいものは?

黒羽 最後はやっぱり、福島のばあちゃんちで家族とみんなでメシ食いたいな。畳の部屋で、こたつがあって、猫が2匹いて……。福島の米がうまいんですよ。白いご飯と納豆と、ばあちゃんが作ってくれるめちゃめちゃおいしい卵焼きと、郷土料理のひき菜炒りと、マグロの刺身と。そういうものを家族で食べたいですね。


<プロフィール>
わごう・しんいち◎1986年9月13日、東京都生まれ。A型。舞台『黒子のバスケ』OVER-DRIVE(東京公演:6月22日~7月9日AiiA 2.5 Theater Tokyo/大阪公演:7月13日~17日森ノ宮ピロティホール)出演。映画『屍囚獄』前篇/後篇が2017年6月公開。USENラジオ『舞台やろうっ!』レギュラー出演。

くろば・まりお◎1993年7月6日、宮城県生まれ。AB型。舞台『男水!』(東京公演:5月11日~21日シアター1010/大阪公演:5月24日~28日森ノ宮ピロティホール)、舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE出演。ドラマ『ファイブ』は初夏にフジテレビオンデマンドで配信予定&フジテレビ地上波放送も予定。主演映画『アヤメくんののんびり肉食日誌』は10月7日より全国公開。

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/森田晃博 ヘアメイク/泉脇 崇)