飲食店などが入る羽賀のビル群。ひとつのビルを挟み3棟は並ぶように建っている

「一審のとき、羽賀はお金がないので数百万円で和解してくれないかと持ちかけてきたんです。そのとき、僕は彼がそんな資産を隠し持っているなんて知りませんでした。

 しかも、彼は高裁へ控訴するための手数料182万円を“お金がないから”という理由で、訴訟に必要な費用を払えない人を救助する『訴訟救助』を申し立て、裁判所に認められているんです。僕だけじゃなく、国だって騙されているんじゃないですかね」(前出・Y氏)

 そして、所有している不動産を素早く妻へ財産分与した羽賀。だが、Y氏もこのまま手をこまねいているわけではない。彼の代理人も厳しい口調でこう指摘する。

「羽賀氏を近く那覇地検に強制執行行為妨害罪で告発する予定です。おそらく離婚して財産分与したのだろうと思いますが、6つの不動産をすべて名義変更しているのは財産隠しの疑いが強い。もし実刑になれば、さらに刑期が延びることになるでしょう。逃げ得は許さないですよ」

 満期であれば'19年に出所予定の羽賀。だが、それが延長される可能性はあるのか。

 そこで、刑法に詳しい『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士に聞いてみると、

「強制執行行為妨害罪で逮捕される可能性はあると思います。昨年10月に一審で被害者への支払い命令の判決が出ており、そのような状況の中で財産分与をするというのは、強制執行を免れるためではと裁判所に思われる可能性はあるでしょう。この時期の離婚が正当なものなのか裁判所は厳しく見ると思います。

 また、強制執行を免れるために奥さんも協力したとみなされれば、共犯ということで罪に問われることになるでしょう。法律上は3年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金ですが、数億円という額ですので罰金ですむ話ではないと思います。執行猶予がつく可能性もありますが、非常に厳しい判決になることも考えられます」

 羽賀はなぜ、財産隠しと疑われるような行為をしたのか、彼の代理人に質問状を出したが、期限までに回答を得ることはできなかった。

「羽賀が梅宮アンナさんと付き合っていたころ、彼が僕と何人かで飲んでいたときも、ずっと梅宮辰夫さんの財産の話ばかりしていた。“そんな話やめときな”と言っても、意に介さずお金の話をし続けていたんです。羽賀はお金のためなら人を騙すことも、なんとも思っていないのでしょう」(前出・Y氏)

 現在も刑務所で服役している羽賀。彼が被害者に誠意を見せる日は来るのか……。