フジテレビ系で放送中のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。松たか子扮する“バツ3”女社長・大豆田とわ子が、松田龍平、東京03の角田晃広、岡田将生の3人が演じる個性豊かな“元夫”たちに振り回されながらも自分らしい幸せを探すロマンチックコメディーだ。これが今、ドラマファンだけでなく業界関係者からも大絶賛されている。

「今クールで断トツに面白い作品です。演技が抜群の松さんと松田さん、角田さん、岡田さんたちによる“掛け合い”のテンポがよくて、ストーリーにスッと入っていける」(ドラマプロデューサー)

 売り出し中の若手女優・伊藤沙莉を、あえてナレーションに起用した仕掛けにも、

「“ヒットのために、やれることは全部やる”という、スタッフと出演者たちの熱を感じましたよね」(前出・ドラマプロデューサー)

ドラマの現場が“パン売り場”に?

 ところが、その思いとは裏腹に第2話までの関東地区平均視聴率は7%台と、今ひとつ。予想外の数字に撮影現場からも、ため息が漏れている。

撮影中から“これはイケる”という期待感でいっぱいでしたから。ちょっとガッカリな空気は流れてますね(苦笑)」(ドラマ制作スタッフ)

 そんな現場をなんとか盛り上げようと奮闘しているのが座長の松。4月中旬、撮影現場にこんな“サプライズ”を用意したという。

松さんが『ヤマザキ』のパンを差し入れしてくださったんですが、それがもうすごい量で! 食パンの『ダブルソフト』から『ランチパック』など人気の菓子パンまで、全部で30種類以上、200個ほどがスタジオ前に4台並べた机の上にぎっしり積まれていたんです。“コンビニのパン売り場がやってきた”と思うほど壮観な眺めでした。(笑)」(同・スタッフ)

 横の壁には“春のパンまつり開催中”と書かれた紙が貼られていたそう。“パンまつり”は『ヤマザキ』が毎年春に実施している一大キャンペーンのこと。松が長年、そのイメージキャラクターを務めているのはご存じのとおりだ。

「実はこれ、松さんの恒例なんです。これまでもドラマや映画に出演するたびに開催していて。スタッフの間でも有名で“松のパンまつり”を楽しみにしている人も」(別のスタッフ)

 山崎製パンに“松のパンまつり”について尋ねた。

「'94年から松さんにイメージキャラクターをお願いしており、いつしか、松さんがドラマや舞台にご出演される際には、時折、当社のパンを差し入れするお手伝いをさせていただくようになりました。当社の売れ筋主力品や、そのときどきの新製品などバラエティーに富んだパンをお届けさせていただいております。もちろんのこと“春”以外も」(同社広報・IR室)

 座長のケタ違いのサプライズに出演者も大盛り上がり。

松田さんも角田さんも岡田さんもパンの山にビックリ。角田さんなんて、“ひとり1個まで”と注意書きされていたのにこっそり2個、持ち帰っていましたからね(笑)」(前出・別のスタッフ)

 パンまつり効果で数字も上がるといいけど。