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蚊に刺されるとかゆくなるのは、蚊が血を吸う際に分泌している「唾液」が皮膚内に入ることで起きるアレルギー反応だそう ※画像はイメージです
日常の気になる疑問を解決！どうして蚊は人間の血を吸うの？知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい！おもしろ雑学
Q.どうして蚊は人間の血を吸うの？
A.元気な子どもを産むために、人間や動物の血液中のアミノ酸が必要だからです。（害虫防除技術研究所 医学博士 白井良和先生）
もうすぐ夏本番。気温も上がり、窓を開けて網戸のまま寝る機会も増えるが、そうすると家に侵入してくるのが「蚊」だ。耳元でブーンという音がすると嫌な気持ちになるが、そもそも蚊はなぜ人間の血を吸うのだろう。
「それは、メスの蚊が産卵に向けて特別な栄養を必要としているからです」
そう教えてくれたのは、害虫駆除の専門家で医学博士の白井良和先生だ。
「実は日本に生息している蚊のほとんどが、花の蜜や樹液を主食としていて、糖分を摂取することで生存できます。メスの蚊だけが産卵の時期になると血を吸います」（白井先生、以下同）
さらに、日本には約100種類もの蚊がいるというが、血を吸わない種類のほうが多いという。
「国内でよく見られる人を刺す蚊は、ヒトスジシマカとアカイエカ。その2種の産卵を控えたメスの蚊が、卵巣を発達させるために必要なのが、血液中にある栄養豊富なアミノ酸なんです。
蚊の種類にもよりますが、人間のほかにも、犬や猫、牛などの血を吸って栄養をとることも」
元気な子どもを産むために危険を顧みずに血を吸うことを知っても、刺されてかゆくなるのはやはり不快。一撃で退治できないことも多い蚊だが、家の中で退治し損ねたときに撃退する方法はあるか。
「残念ながら見失った後、もう一度視界に入るところを飛ぶ確率は低いので、探し続けるのはあまり意味がありません。蚊を見つけたら液体の蚊取りや蚊取り線香を使うのが、結局いちばん早いです」
