目次
Page 1
ー “シースルー喪服”が話題になった青山祐子アナ
Page 2
ー 女として価値高く見られることが大事な三浦瑠麗
Page 3
ー “ミニ丈喪服”を着てしまった22歳の辻希美

 

「ヤバい女になりたくない」そうおっしゃるあなた。有名人の言動を鋭く分析するライターの仁科友里さんによれば、すべてのオンナはヤバいもの。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、仁科さんがさまざまなタイプの「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」を分析していきます。

第112回 青山祐子

 “庶民宰相”と言われた田中角栄さんは、コンピューター付きブルドーザーと言われるほど、抜群の記憶力と実行力を持っていたそうです。秘書官として角栄さんを支えた小長啓一さんの『田中角栄のふろしき』(日本経済新聞社)には、角栄さんの気配りエピソードが収められています。そのうちの一つが、結婚式よりも葬儀を優先することだったそう。

“シースルー喪服”が話題になった青山祐子アナ

 結婚式であれば欠席したとしても、あとで新郎新婦にお祝いを言うことができます。しかし、葬儀を逃したら、もう2度と会えないのだからというのがその理由です。葬儀というのはそれくらい重要なものですから、参加する側にもそれにふさわしい服装やマナーが求められるもの。……ですが、時に“喪服がヤバい”と話題になる人がいることも事実なのです。今回は“喪服がヤバいと世間をザワつかせたオンナたち”をご紹介したいと思います。

 トップバッターは元NHKアナウンサー・青山祐子さん。6月3日に亡くなった巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さんの弔問に訪れた際の喪服が非常識と話題になっています。

 黒のワンピースは両腕がシースルー、胸元やスカートにもふんだんにレースが使われており、ところどころ透けています。夜のパーティーの照明下なら気にならないでしょうが、弔問にはそぐわないファッションと言わざるを得ません。青山さんと言えば、元NHKの人気アナウンサー。知性も常識も充分持ち合わせているはずの人なのに、どうしちゃったんだろうと驚いた人も多いのではないでしょうか。

ふだんからシースルーが多めな元NHKアナウンサー・青山祐子(本人インスタグラムより)
ふだんからシースルーが多めな元NHKアナウンサー・青山祐子(本人インスタグラムより)

 思うに、青山さんは人の目があまり気にならないというか、人の気持がわからないタイプなのではないでしょうか。青山さんは第一子出産後、育児休暇に入り、その後、3人のお子さんを出産しています。しかし、職場復帰はせず退職。青山さんは2019年11月号『VERY』内で、退職理由を、自分の健康状態に不安があったこと、保育園に入れず、親御さんも遠方でサポートが期待できなかったことを挙げています。

 色々な事情があったのでしょうから、周りがとやかく言うことではないと思いますが、その一方で青山さんは世渡り下手というか誤解されやすい行動を取ってしまう部分があることも否めない。

 2017年に育児休暇中の青山さんのために豪華なバースデーパーティーが開かれ、それを神田うのさんがネットにアップしたところ、青山さんがバッシングされたことをご記憶の方も多いのではないでしょうか。当時を振り返って、青山さんは「育休中に友人が私の誕生日会を開いてくれたことが、インターネット上で叩かれたことがあって」と説明していますが、微妙にズレているなぁというのが私の感想です。