目次
Page 1
Page 2
2017年に衆院選に出馬したこともある、作家の橋本琴絵氏(本人のXより)
「産後うつ」は、産後3か月以内に発症することが多い心の病。育児不安が強くなり、不眠や食欲不振、ひどくなると自傷行為や子どもへの暴力に繋がる可能性もある。この産後うつについて、とあるSNS投稿が物議を醸している。
《「産後うつ」は「甘え」です》
問題となっているのは、2017年に衆院選に出馬したこともある、作家の橋本琴絵という女性のX投稿。橋本氏は産後うつを「架空の病名」と断じ、産後うつでの公的保険の利用を強い言葉で批判した。
橋本氏が産後うつの話題でネット上を騒がせたのは、今回が初めてではない。2020年にはSNSで、《もし奥様が「産後うつ」を言い訳にして家事や育児を怠ったら怒鳴りつけて躾けましょう。私は産後3ヶ月で衆議院議員選挙を全力で駆け抜けました。「産後うつ」は「甘え」です》と発言。
さらに、《「産後うつ」なる病気は地球上に存在しません。誰かが勝手にあると思い込んでいるだけ》と続け、《これからなる世界は、甘ったれた精神ではならんのです》などと強烈なコメントを投稿した。当時のツイッターでは「産後うつ」がトレンド入りするほどの事態に。
「6児の母であるという橋本氏は、自身の経験をもとに“うつは甘え”と主張しているようですが……。一口に出産・育児と言ってもその大変さは人それぞれであり、どう感じるかも人それぞれ。橋本氏の主張に対して当時のネット上では、《自分の経験を基準に物事を断じるべきではない》といった批判的な声が相次ぎました」(全国紙記者)