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ー “守護神”佐々木朗希
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ー 佐々木の勇姿に「涙が出た」

 

 現地時間10月1日、ドジャースタジアムでおこなわれたドジャース対レッズのワイルドカードシリーズ第2戦。結果はドジャースがレッズを8-4で破り2連勝、13年連続で地区シリーズ進出を決めた。

 この試合で大きな活躍を見せたのが、佐々木朗希だ。9回にクローザーとして佐々木が登場すると、観客からは“ロウキ! ロウキ!”の大合唱が。

“守護神”佐々木朗希

「4点リードの9回に登板した佐々木投手は、1球目から約162キロの直球を投げ観客を沸かせました。先頭のスティア選手を空振り三振に打ち取った後、続くラックス選手も三振。そして3人目、ヘイズ選手への2球目で渡米後自己最速の約163.2キロを記録すると、最後はショートライナーに打ち取り、“守護神”として三者凡退で試合を締めました。メジャー挑戦後、かなり苦労していた佐々木投手ですが、リリーフ起用後は圧巻の投球を続けています」(スポーツ専門メディア編集者)

 今回ポストシーズン初登板となったが、それに対して「日本でもWBCでも似たような経験はしてきたので、ビビるみたいな感覚はなかった」と語った佐々木。とはいえ、今季は開幕で先発ローテーションに入るも苦戦し、5月からは右肩のインピンジメント症候群によって負傷者リスト入りとなるなど、かなり苦しい立場に立たされていた。

 周囲からも《期待外れ》や《メジャーを甘く見ていたんじゃないか》などの批判の声があがり、放出の噂まで出ていた佐々木だが、やっとその実力を示すことができたようだ。

「これまでは各メディアで厳しいことを言われてきましたが、今回の投球に米専門メディア『ドジャー・ブルー』のブレイク・ウィリアムズ記者は、自身のXで《オーケー、ロウキは最も重要な局面で投げるリリーバーだ。十分に見た。彼は私が間違っていたと証明した》と称賛。そのほか、地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』電子版や『ロサンゼルス・タイムズ』電子版でも佐々木投手の投球が絶賛されています」(前出・スポーツ専門メディア編集者)