10月29日に放送されたドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系、以下『もしがく』)第5話の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が世帯3.8%、個人2.1%だったことが分かった。
Tverお気に入り登録者数も減少
三谷幸喜が脚本を手がけ、主演を務める菅田将暉を筆頭に二階堂ふみや浜辺美波など豪華キャストが顔を揃えたものの、視聴率が下がり続けている同作。そんな中、最新回は世帯視聴率で前週より0.1%アップしたものの、テレビ業界では厳しい声が飛んでいる。
「第5話が放送された29日はTBS系の人気バラエティー『水曜日のダウンタウン』の放送がなく、加えて日テレ系ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』も野球中継の関係で、45分遅れでの放送でした。いわば“ライバル不在”状態だったにも関わらず、たった0.1%しかアップしないのであれば今後かなり厳しいでしょう」(テレビ局関係者)
さらにスポンサーが重視する個人視聴率に関しては、第4話の2.2%からマイナス0.1ポイントとなる2.1%と減少している。
「Tverお気に入り登録者数も30日午前の段階では57.7万人いたものの、14時段階では57.5万人と減少しているんです。通常、回を重ねるごとに登録者は増えますし、リアルタイム視聴で離脱した人でも、登録をわざわざ解除する人はそう多くありません。視聴者の“三谷離れ”は想像以上に深刻ですね」(テレビ誌編集者)
人気ドラマであれば毎週のように入るXのトレンドでも、『もしがく』は入っていないという。
「実際に視聴している人からの評価は回を追うごとに高まっているものの、スポンサーが重視するSNSのトレンド入りもしていないのはかなり痛い。見逃し配信の視聴数も伸び悩んでいますし、このままでは大コケのレッテルを貼られて終わってしまうのでは」(前出・テレビ局関係者)
くしくも第5話のストーリーは、ストリップ劇場から芝居小屋に生まれ変わることになった『WS劇場』での初回公演が大コケする……というものだった。
《一度しくじったからと言って、やると決めたことを見合わせてはダメだ》
第5話の冒頭ではシェイクスピアの戯曲『テンペスト』の名言が登場していた。すでにクランクアップしている同作だけに、フジテレビとしてはしくじっても放送するしかないようだ。











