内股&前重心で脚やせ、小尻に!

「50代からでも、遅くはありません。誰でも身体のラインが変わりますよ」

 と、バンゲリングベイビューティー代表、阿佐美ザウルスさん。50代からでもバストアップ、小尻、美脚になるというザウルス式ストレッチを開発し、芸能人やアーティストを中心に施術を行っているという。

 50代といえば、やせにくくなりお腹がポッコリ、重力に逆らえない身体のラインは、た~るたる。ホントに変わるの?

「まずは、身体のラインが変わる姿勢を教えましょう」(ザウルスさん、以下同)

 足の指を開き内股にして、つま先(母指球)に重心をおく。肩甲骨を寄せて骨盤は前傾に。

「内転筋を使うので、脚がドンドン細くなりますよ。前重心にするのは、前側の筋肉を使い、小尻にするため。重力に負けて下がってくるお尻をアップします。さらに、肩甲骨を寄せることでバストアップになります」

 確かに、この姿勢をとってみると、アラフィフ記者も足の内側やお腹が、キュッと引き締まるような感じがする。

「歩くときもこの姿勢を保ち、内股&前重心にしましょう。また、このまま、かかとを数回上げてエクササイズを行うと、さらに効果的です」

 キッチンで料理をするとき、歯磨きをするときなどに、毎日取り入れるといいかも。

「肩甲骨を寄せると、横隔膜が開いて呼吸がしやすくなります。肺活量も上がるので、喘息の方にはオススメです」

 この姿勢の効果を上げるには、ザウルス式ストレッチを行うといいそうだ。

「肩まわりやお腹まわりが硬いと姿勢の効果が出にくくなります。簡単なストレッチをレクチャーします(写真ページ参照)ので、毎日の習慣にしましょう」

 東京・恵比寿のスタジオでは1時間7000円でザウルス式ストレッチを受けることも可能。

 さっそく、記者が挑戦してみると……イテテテ! お尻の筋肉をグイグイほぐしてくれるのだが、その圧力がスゴイ。

「お尻の筋肉が硬くなっていますね。ほぐしておかないとヒップアップ効果が出にくくなります」

 さらに、肩まわり、お腹まわりをふだん、伸ばさない方向にグイグイ。終わったあとは、血の巡りがよくなったような感じでポカポカ。お尻もキュッと上がった感じ! いいかも!

<プロフィール>
藤吉久美子◎1961年8月5日生まれ。福岡県出身。’82年にNHK連続テレビ小説『よーいドン』のヒロインでデビュー。ドラマ、映画、舞台のほかバラエティー番組で活躍。近年はライブ活動にも力を入れ、デビュー35周年記念ライブツアーを予定。8月1日に東京・南青山マンダラ、同2日にブルーノート名古屋、同3日に大阪・フラミンゴ ジ アルーシャ、同5日に福岡・Gate’s7にて。

阿佐美ザウルス◎キックボクサーとして活動し、タイで武者修行したときにタイ古式マッサージに出会う。アスリートとしての経験から独自のスタイルのリラクゼーションを追求し、ストレッチサロンをオープン。姿勢矯正や呼吸機能が改善し、女優やミュージシャンら芸能人に人気。