目線を真上に上げて30秒キープできないあなた、身体はガチガチ、見た目も老け始めていますよ!

■『お尻をほぐせば「疲れ」はとれる』
(坂詰真二=著 840円+税 ベストセラーズ)

 40歳を越えるとてきめんに現れるのが、原因不明の疲れ、ひざ痛・腰の痛み。「その原因の多くは硬くガチガチに固まった下半身にあり。こうした症状に悩む人こそ、まずはお尻ストレッチを!」そう説くのが本書です。なぜお尻かというと、ここをほぐさずしてストレッチをしても、重心が傾いて、かえって身体を壊しかねないから。お尻をほぐすことで骨盤の後傾が正されて姿勢がよくなり、若々しくなれるというからうれしいじゃないですか。猫背にも有効だそうですよ。実を言いますと私、昨今話題の『180度開脚、胸までベター』にすご~く憧れていました。が、日常生活で足を左右に広げる動作はほとんどなし。あれはストレッチのデザート。つまり栄養満点の主食ではなく、純粋に喜びのためのものなのだそう。見た目より実を選ぶなら、まずはこの部分のストレッチから、です!

(文/千羽ひとみ) 

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人見知りのメカニズムを理解すれば、人生はより豊かで明るいものに!

■『大人の人見知り』
(清水栄司=著 830円+税 ワニブックス)

 「注文したのと違う料理が来たけど、店員と話したくないからこれでいいや」、「人の輪に入るのって苦手だなぁ……」近年、他人からどう見られているかが気になる人見知りの大人が急増している。これまで、人見知りは一般的に子どもに用いられるものだったが、大人に対しても使われるようになってきている。本書では、まず人見知りの特徴を挙げている。完璧主義、自分に自信がない、ネガティブな要素を必要以上に大きく考えてしまう……など的確に分析している。人見知りの克服法は、毎日3つのポジティブな出来事を見つける練習、略して“ぽじれん”。これによって、人見知りに特徴的なマイナス思考を改善していくことができる。人見知りの人は、相手にどう思われているかに敏感なため、人との約束を全力で守ろうとする傾向がある。これは、相手から信頼を獲得する武器になる。人見知りは、少し見方を変えれば、ほかの人にはない強みになるのだ。本書を読むことが、“ぽじれん”の第一歩だ。

(文/週刊女性編集部)

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1万人を治療したのどの専門医が教える、10年長生きする1日5分の「のど体操」

■『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』
(西山耕一郎=著 1111円+税 飛鳥新社)

 私事で恐縮ながら全くの健康体で、50歳を前にして病院とは全く無縁。が、ひとつだけ弱点が。それはのど。喫煙もせず、カラオケも控えているのに声が枯れる。すぐ咳き込む。食材によってはムセる……。本書によれば、これらは「のどの老化のサイン」。そして恐ろしいことに、老化が進んで飲み込む力が衰えると、「誤嚥性肺炎」を起こすリスクが一気に高まります。日本人の死因の第3位が「肺炎」なのも、誤嚥を起こし、肺炎をこじらせるお年寄りが増えているからとか。こりゃ何とかしないとヤバい、と焦りましたが、のどの筋肉は何歳からでも鍛えられて強くなる、とある。さっそく「飲み込み力」チェックテストをやって、8つの「のど体操」に挑戦。飲み込みを意識するだけで変化を感じます。当たり前の機能のキープが長寿のカギなんですね。

(文/ガンガーラ田津美)

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