スペシャルQ&A【中川晃教編】

――平方さんには言ってないけど、感謝していることは?

中川 気遣いとか優しさっていうところで、あえて本心を言わなかったり、ワンテンポ置いて相手と話したりとかって、すごく素敵なことだなと思うんですけど。逆にそれだけでは見えないこともたくさんあるし、それだと知り合えない寂しさもある気がするんです。元基はそこをグイッといい意味で踏み込んでくれる。彼の気持ちとか彼自身の性格を受け入れられたときに、俺の話に対しての彼のリアクションや言葉をすごく聞きたいって思うようになったんですよね。彼の反応はいつもすごく率直なんですよね。それが感謝していることかな。

――平方さんに直してほしいところは?

中川 直してほしいってこととはちょっと違うけど、あんまり自分を追い込んで、いっぱいいっぱいにならないで、と。うま~く息が抜けるような、後輩たちとは違う貫禄をしっかりと持つといいんじゃないかな。家の中とか内側はワ~っと混乱してたり必死でもいいけど、表には出さないで、もう少し余裕を出しても大丈夫だよって思いますね。真面目なんですよ。そこがかわいくて面白いから、ついついいじりたくなるんですけど(笑)。同じ30代同士、40代50代へ向かっていく中で、そういうところは少し変わってもいいんじゃないかと。

――平方さんのトリセツを教えてください。

中川 僕が知ってる範囲ですけど、酔うとスイッチが入って、ワ~ってテンションが高くなりますね。あと、少し毒舌になります(笑)。彼は普通あまり言いたくないようなことでも、ちゃんと言おうとする人なんで、聞き手によってはマイナスにとらえる場合もあるし、好意的にとる場合もある。だから、元基と一緒に飲むときは、自分をニュートラルにして、受け止めるといいと思います(笑)。

中川晃教 撮影/廣瀬靖士
すべての写真を見る

――何フェチですか?

中川 脚フェチです。ひざ下が好きなんですよね。それに気づいたのは、エルメスの靴のショーの動画で。それが観客からはモデルの脚だけしか見えないんですよ。それを見てて、なんかハッて目覚めたんですね(笑)。ちょっとエロティックな感じがして。パンプスを履いているときのアキレス腱のところと、浅いトウの靴だと見える指の付け根のところがとか、グッとくるんですよね。

――今まで見た舞台作品でいちばん印象に残っているものは?

中川 7月にシアターオーブで見た『ウエスト・サイド・ストーリー』です。改めて今回見て、やっぱり不朽の名作ってこういうことを言うのかって思った。時代とドンピシャの移民の物語で、今の世界がなぜこうなったのかっていうのが、あの作品を見るとわかるっていうくらい時代と重なって見れたというのが1つ。あとやっぱり、レナード・バーンスタインの音楽とジェローム・ロビンスの振り付けがピッタリ合ってるんですよ。無駄がないというか。どうしてなんだろうってパンフレットを読んだら、二人で音楽とダンスの振り付けを交互にアイデアを出し合いながら同時に作ってるんですよね。そのクリエーションが垣間見えたときに、だからこんなに息の合った作品なんだと納得。名曲ばかりの作品ですけど、やっぱり『Somewhere』は素晴らしい。あとクラプキ巡査のナンバーが2幕にあるんですけど、ミュージカルナンバーとしてよくできているって思いました。1曲で物語の内容が読める隠れた名曲だなと。いいキャストがそろっていてクオリティーが高かった。いいもの見たなって思いました。

――いちばんの癒やしは?

中川 舞台って肉体を使ってるはずなのに、頭が疲れるんですよね。だから終演後、必ず泳いでクールダウンしてからじゃないと寝られなかったり。そういうのが自分にとっての癒やしだと思っていたんですけど、だんだんルーティンになってきて。僕、『オレンジページ』で7年間連載をやっていたくらい料理するのも好きなので、最近は家で料理して、一人で食べながらワインを飲んで、BSで古い楽曲とかアーティストを特集する番組を見たり、ぜんぜん違う脳に切り替える。そういうことが今の癒やしになってるかな。

――ハマっていることは?

中川 ある期間、食べ物にハマることがけっこうあって。自分で作るおつまみで最近、気に入ってるのは万能ねぎのサラダ。少し長めに切った万能ねぎと、パプリカを薄くスライスして、そこにおいしいごま油とゲランドの岩塩と、すりおろしたニンニクをちょっと入れて、それを手の温度であえると味がきゅっと入るんですよ、ナムルと一緒ですね。そこにスライスしたキュウリを入れてもいいし。この間は、お酒で臭みをとったアオヤギを入れましたけど、おいしかったですよ。

*2人のサイン入り写真をプレゼント!
詳細はこちらからどうぞ→jprime.jp/articles/-/10666

<プロフィール>
ひらかた・げんき◎1985年12月1日、福岡県生まれ。AB型。今後はミュージカル『レディ・べス』(東京公演10月8日~11月18日帝国劇場/大阪公演:11月28日~12月10日梅田芸術劇場)、ミュージカル『舞妓はレディ』舞台版(’18年3月4日~20日博多座)、『銀河鉄道999』〜GALAXY OPERA〜(’18年5月)出演。’17年12月21日「平方元基プレミアムコンサート2017」開催。

なかがわ・あきのり◎1982年11月5日、宮城県生まれ。B型。音楽活動と並行して、数々のミュージカルに出演。主演作も多数。昨年、読売演劇大賞最優秀男優賞に選ばれた。今後は『銀河鉄道999』〜GALAXY OPERA〜(’18年5月明治座)に星野鉄郎役で主演。ミュージカル『ジャージーボーイズ』(’18年9月シアタークリエほか)主演。現在、「中川晃教コンサート2017~Seasons of love~」ツアー中。

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/廣瀬靖士 ヘアメイク/Emiy)