――出会いから今まで、相手の変わらないところはどこだと思いますか?

中尾 つばさは基本的に、平和主義。争いがあまり好きではない人だと思う。僕が仕事でいろいろと注意を受けて、みんながピリピリしていたことがあったんですが、そういうときもどちらに加勢するでもなく、「まぁ、大丈夫だよ!」って肩を叩いてくれるような感じ。つばさが不機嫌な顔をしているところは、あまり見たことがないです。

崎山 暢樹はいい意味で、ふわ〜んとしているところかな。躍起になっていないというか……。僕も仕事に対するストイックさは持ちつつ、そういう部分をなくしたくなくて。同世代で向上心の塊みたいな人もいるけれど、そうではない、生き急いでいない空気感が、自分と合うんだなと思います。まぁ、のんきなんだよね(笑)。

中尾 そうですね、(名前の)漢字が暢気だから(笑)。

崎山 暢樹のそういうところは、これからも変わらずに持ち続けてほしいです。

――中尾さんと崎山さんって年齢差がありますが、中尾さんは最初から崎山さんを「つばさ」と呼んでいたんですか?

中尾 一緒に仕事をした作品で、共演者は敬語ナシっていうルールを決めて、敬語使ったらシッペってゲームみたいにして。そこから、敬語を使わなくなりました。

崎山 いっぱいシッペされたなー(笑)。あのゲームがなかったら、今も敬語とか丁寧語だったかもしれません。

――お互いの仕事を見ることはありますか?

中尾 舞台だと、昨年になりますが、『ダンス ウィズ デビルス』を観に行きました。あとはDVDやYou tubeでつばさが出ている舞台を見ることもありますね。

崎山 僕はこの前、暢樹の出ているドラマを見たよ。『あいの結婚相談所』の最終回。暢樹、踊ってたね。

中尾 ハハハ。最終回見たのかー。踊っているところを、つばさに見られるのはちょっと恥ずかしい(笑)。でも、名前を目にするだけでも、ほっこりするよね。自分が載っている雑誌に、つばさの名前も出ているのを見たりすると、嬉しいですね。

崎山 「おっ」て思うよね。自分も頑張らなきゃって。