「戦後70年」の節目にパラオの「西太平洋戦没者の碑」に献花された両陛下('15年4月)
「戦後70年」の節目にパラオの「西太平洋戦没者の碑」に献花された両陛下('15年4月)
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「今回のコンサートも被災地支援ということで開催したのですが、たいへん興味を持ってくださり、ご来場していただくことになりました。

 美智子さまは被災者に対する思いも強く、東日本大震災や熊本地震での被災者のみなさんに寄り添っていらっしゃると感じます」

 10月末には、今年7月上旬に豪雨によって被害を受けた福岡県を訪問される予定。

「両陛下は『全国豊かな海づくり大会』に臨席するため福岡県を訪問予定でしたが、予定を1日早めて出発し、九州豪雨の被災地をお見舞いされることになりました」(宮内庁関係者)

 かねてから豪雨被害を心配して、被災地へのお見舞いを希望されていたおふたりは、過去にも震災が起こるたびに現地に足を運ばれている。

東日本大震災だけではなく、全国各地で自然災害などがあると、今でも被災地にお見舞いに行かれています。

 恵まれない境遇になった方々がいると、ご自分が現地を訪れることで少しでも元気になってほしいというお気持ちがあるのだと思います

 そう話すのは、近著に『美智子さまに学ぶエレガンス』があり、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。

 美智子さまは、10月20日に83歳の誕生日をお迎えになる。地方への被災地訪問は、お身体の疲労も大きいと思われるが、その「原動力」を渡邉さんはこう話す。

「もうすぐ83歳になる美智子さまが地方へ行かれるのは身体へのご負担が大きいです。

 それでも地方を訪れるのは、皇后として象徴天皇に寄り添い、国民を励ましたいというお気持ちがあるからなのでしょうね

 年月がたっても、美智子さまの被災地への「思い」はずっと変わっていない。

「奇跡の一本松からできたストールをご覧になっているときに、“陸前高田でこのストールができたことが、復興の手がかりになればいいですね”と、おっしゃっていただきました」(矢口さん)

「平和」と「被災者」への揺るぎのない“お気持ち”をお持ちの美智子さまは、これからも国民の心のよりどころになっていくことだろう。