――ちなみに、そんなウヨンさんを癒してくれる女性とは、どんな人?

「(ツアー直前の取材で)いま、そんなことを考えている場合じゃないんです! 正直、こんな女性がいいなとか、こんな人から癒してもらいたいなっていうことを考えるヒマがないくらい忙しい。でも、お答えしないといけないと思うので、ひとまず、“誰でもいいです!”(笑)」

――ありがとうございます(笑)。話を戻しますが、『まだ僕は…』では、突然、離れていった女性への変わらぬ思いを表現していますよね。

ウヨン 撮影/廣瀬靖士
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「“いまでも君が好きさ”“忘れられない”という歌詞を見ると特別な人のことを歌っているように思われるかもしれませんが、実は、僕のステージに対しての思いを表現したものなんです。音楽に対しての変わらぬ情熱や気持ちを」

――なるほど! ウヨンさんの人柄を表すような、心地いいバラード曲だなと思いました。

「本当ですか? それは、よかったです。実は、こういうバラードをタイトル曲にしようと、考えたことがなかったんです。ずっと自分は、ダンス曲のようなノリのいい音楽をつくることで、みなさんに楽しさや感動を届けるイメージがあったので。

 今回は、淡々と本を読んでいるような、手紙を書いている感覚で、作詞をしている自分自身に驚かされました。それって、いままでにないことだったので。いつもは、身体を動かしながら、頭の中では、ステージでどう動くかをイメージしたりして曲づくりをしているんです」

――新たな挑戦だったんですね。今回のミニアルバムでも作詞や作曲で参加されている曲がいくつもありますが、そもそも曲づくりを始めたのは、どんなことがきっかけですか?

「誰かにプレゼントをしたい、という気持ちが出発点だったと思います。僕は、ダンスが大好きで、いちばん得意なのがダンス。でも、ダンスを包装紙で包んで贈ることはできないですよね。だから、“自分が好きな音楽、いつも聴いているようなものを自分でつくってプレゼントしてみたらどうかな”と思ったのがきっかけでした」

――プレゼントしたい、誰かとは?

「そうですね……、意味深な言い方ですよね(笑)。それは、僕が好きな、愛する人たちです。これ以上は聞かないでください(笑)。そんな人たちを思い浮かべながら、自分でつくってみたいという考えがどんどん湧いてきて、いつの間にかつくるようになっていました。

 最初に、僕が所属する事務所の代表で、プロデューサーのJ.Y.Parkさんに聴いてもらったんです。でも、当時は、世に出すなんてまったく考えていなかった。それでも、誰かには聴いてもらいたかったんですよね。そうするうちに、こうしてみなさんに聴いていただけるようになった。自分の中では、新しい世界が開けた感じでした」