純粋な相撲ファンは、土俵の上しか見ていない
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“本当の相撲ファン”に本音を聞く

 最初に話したのは福岡市内に住む、70代のお母さんと娘さん。朝イチから見る熱心なスー女親子だ。お母さんは白鵬の、娘さんは勢(いきおい)の大ファンで、九州場所には3年前から来ているとか。

 今回の騒動、どうですか? と言うと、お母さんは笑顔で「私は責めないわ。そりゃ暴力はダメよ。横綱の品格云々以前にダメ。でも日馬富士は勝つときも土俵際でダメ押ししないし、落ちないように逆に抱きとめたりするでしょう。いつもいい人よね」と寛大な措置を願う。

 でも、娘さんは「ここでOKの前例を作っていいものか? 他のスポーツだったらアウトでしょう? お酒の飲み過ぎはだめ。お神酒じゃないのよ」と日馬富士への苦言も。

 それでもやっぱり「引退はでもねぇ。難しい判断ですよね」と言う。もちろんお二方とも、こうしたことがあっても「相撲は大好き! 今日も楽しみ」とルンルン♪した様子なのが嬉しい。

 ところで、この九州場所、ひとりで来るスー女の姿が目立った。

 かつて大相撲といえば、接待のサラリーマン族がお客さんのメインで、スーツ姿のおじさんたちが「どうもどうも」とご挨拶、が当たり前だったのに、今やそういう姿はあまり見ない。

 代わりに増えたのはスー女というのは本当で、ツイッターのタイムラインを見ていても、スー女たちが続々と東京や日本各地から九州へと向かっていた。なんという経済効果よ! 私もその一人なわけだが、通路で一人、お弁当を食べていた女性に勝る人はいないのではないだろうか?

 何気なくその人に「どこからいらしたんですか?」と聞くと、「北海道です」という。えっ? 聞き間違いか? と思うと、「新千歳空港からここまで3時間半ぐらいなんですよ」とニコニコ言うからビックリ。