赤身の魚がオススメ

切り身の魚はフライパンに載せるだけでいい

 ごはん、味噌汁の作り置きが家にある時は、魚の切り身を買ってきてフライパンで加熱するだけでかなり立派な定食がつくれます。

 色々な魚を選んでいただきたいですが、その中でも赤身の魚がおすすめです。それらの魚が赤いのは、見た通り、血液が含まれているから。鉄分が豊富なのです。魚ではなく肉でも、鶏肉→豚肉→牛肉の順で肉が赤くなっていきますが、実際に鶏肉にはあまり鉄分は含まれていません。

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 鉄分不足は女性に多いと言われますが、男性でも痩せ気味の方、BMI数値が正常値内でも、低めの値の方は鉄分不足のことがありますので注意してください。鉄分が足りないと、血液がうまく全身にまわらなくなり、脳に酸素が運ばれずに集中力が落ちたり、うまく決断できなくなったりします。

 まさにコンディションに影響するということです。カツオ、マグロは頻繁に食卓に取り入れた方がよいでしょう。

 調理法に関して、お肉はしっかり火を通す必要がありますが、魚は、刺身でも食べられるので焼け具合にこだわる必要はありません。逆に、火を通しすぎるとあまりおいしくないので、サッと焼き、軽く火が通る程度でよいのではないでしょうか。

 お肉の調理より短時間で焼けます。サッとしょうゆを垂らしたり、塩コショウで味を調えるだけでおいしく食べられます。

 また、鉄分の補給とは別の理由でも魚は優秀です。30代以上になるとだんだんと血液が濃く、ドロドロになっていき、生活習慣病の原因になりますが、サバ、イワシ、マグロなどの魚には血液をサラサラにする効果があるのです。


松村和夏(まつむら・わか)OL経験やオーストラリア留学を経たのち、女子栄養大学へ入学。管理栄養士免許、調理師免許、食生活アドバイザー等、食に関する資格を取得。その後、料理教室にて講師として勤務するかたわら、料理研究家として活動。2011年より料理教室「広尾料理倶楽部」を主宰。モデルやタレントなど芸能人も多く通い、予約がとれない超人気料理教室として知られる。また、野球、サッカーなど超一流スポーツ選手の栄養指導を行う。著書に『旦那さんごはん』(ワニブックス)、監修書に『強いカラダ・ココロ・アタマをつくる はたらく人のコンディショニング事典』(クロスメディア・パブリッシング)など。