エアロビクスで全日本グランプリに

 高校卒業後は、「もっと英語を究めたい」と英語に定評のある神田外語専門学校に入学した。入学時も卒業時も、トップクラスの成績を収めるほど英語は得意だった。

 このころ、人生を大きく変える出来事が2つあった。

 ひとつは、エアロビクスとの出会いだ。もともと運動が得意だった露木さんは「身体を動かしたい」と当時、流行の兆しを見せていたエアロビクスの教室に通い始めた。踊りながら有酸素運動をする。これが性に合った。瞬く間にのめり込んだ露木さんは、エアロビインストラクター養成コースを受講し、専門学校卒業後は、家の近所にできたばかりの大手スポーツクラブでエアロビインストラクターとして働く道を選んだ。さらに、インストラクターになってから、オールジャパンエアロビクス大会でグランプリを受賞したのだ。

エアロビクスのインストラクター時代。このときの経験がのちに体幹メソッドのベースとなった
エアロビクスのインストラクター時代。このときの経験がのちに体幹メソッドのベースとなった
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 エアロビインストラクターの経験は、現在の「ベビー&スマイル」の原型になっている。教室で行う体幹体操や骨盤の体操などは、エアロビ経験をフルに生かしているからだ。

「今のスポーツジムのスタジオプログラムは全世界で同じ振り付けで踊るのが主流ですが、当時は個人の裁量に任されていたので、自分の好きなようにダンスのプログラムを組み立てることができました。私は、会員の方が、足を止めることなく楽しくダンスを踊り続け、いつの間にか難しい動きができるように、ひとつひとつの動きを分解してプログラムに組み込むのが得意でした。この“追究が好き”“人に教えるのが好き”という性質は、赤ちゃん教室で“どうして泣きやまないんだろう”と原因を追究し、解決できたことをお母さんたちに伝え、共有することにつながったように思います